CASE STUDY
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2025.11.25


導入の背景
主力製品「Synergy!」が「CRMツール」から「マーケティングSaaS」へブランドリニューアル。その決意を20周年の節目に広くマーケターに伝えるべく、全社プロジェクトとして大規模カンファレンスを企画。 しかし、目標「2,000名集客」に対し、社内には運営知見とリソースが不足。初の試みをいかに成功させるかが大きな課題であった。
導入後の効果
企画から集客まで一貫した伴走支援により、目標を大幅に上回る2,700名超の集客を達成。 開催月にはサイトへの流入が前月の約2倍になるなど多くの方にSynergy!を知っていただく場となった。さらに「共催オファー殺到」という副次効果も生み出し、次なる事業展開への確かな足がかりを構築した。
シナジーマーケティング株式会社は、マーケティングSaaS「Synergy!」の提供を通じて、企業の多様なマーケティング課題の解決を支援しています。
同社は、「Synergy!」20周年_ブランドリニューアルの集大成として、大規模オンラインカンファレンスを企画。社内リソースや運営知見がゼロに近い状況からFanGrowthを導入し、目標(2,000名)を大幅に上回る2,700名超の集客を達成。さらに、サイトへの大幅な流入増や共催オファーの殺到といった大きな成果も実現しました。
今回は、この全社プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務められた猪熊氏に、企画の背景や成功の舞台裏について詳しくお聞きしました。
シナジーマーケティング株式会社 猪熊氏 (以下、猪熊): 当社の主力製品「Synergy!」は、長く「CRMツール」としてご愛顧いただいてきました。しかし、お客様のニーズに応える中で、単なるCRMから既に「マーケティング現場の課題を解決するサービス」に進化していることを再確認し、昨年「マーケティングSaaS」へとブランドリニューアルを行いました。
今回のSynergy! 20周年記念 オンラインカンファレンス「Marketing Solution Days」は、このブランドリニューアルで掲げた「マーケティング現場が動き出す。」という我々の新たな決意を、20周年の節目に広くお伝えすることが最大の目的でした。
猪熊: 普段、私は「Synergy!」などのクラウド製品のリード獲得から育成までを管轄するマーケティング責任者として、「受注の最大化」をミッションとしています。
一方、今回の20周年記念カンファレンスは、その通常業務とは別軸の「全社プロジェクト」でした。私はそのプロジェクトマネージャー(PM)という立場で、COOと直接やり取りをしながら、通常とは別の予算枠で推進していく役割を担っていました。

猪熊: 当社にとって大型カンファレンスは初の試みで、純粋な「リソース不足」と「運営知見の欠如」が大きな課題でした。
それでも「2,000名」という高い目標を設定したのは、20周年という大きな節目であり、ブランドリニューアルで掲げた「マーケティング現場が動き出す。」というメッセージを広く届けるには、中途半端では意味がないと考えたからです。また、私も「20周年だから『20』にこだわりたい」という思いがあり、あえて高い目標を掲げることで自分たちを鼓舞し、妥協せずやり切ろうと決意しました。
とはいえ、これをやり切るために必要な「リソース」と「知見」という2つの大きな課題をどう解決するかが、スタート地点での最大の悩みでしたね。
猪熊: まさに悩んでいた時、ちょうど「大規模カンファレンスを運営する方法」というFanGrowthからのウェビナー案内メールが届いたんです。
このウェビナーで、「ノウハウがない」「リソースがない」というまさに私が抱えていた課題に対し、FanGrowthの豊富なノウハウ、登壇企業のネットワーク、そして長期間の伴走支援という3点が「ドンピシャ」で刺さりました。ここで一気に解決への道筋が見えましたね。
猪熊: カンファレンス「Marketing Solution Days」の企画にあたり、まず「どんな課題が提示されたらユーザーに響くか」という視点で発想しました。 ただ、私たちが「課題を20個集めました」と提示するだけでは説得力がないため、自社のハウスリストにアンケート調査を行い、リアルな「マーケティング現場の課題」を収集し、その上位20個を「軸」として練り上げたのです。
FanGrowthには、この企画意図の実現を支援していただきました。我々が「マーケティング現場の課題20」という軸をご説明すると、豊富なノウハウから「こういった課題であれば、この会社さんがぴったりですよ」と的確な登壇企業の案出しをしていただきました。
結果として40社近くにご登壇いただいたのですが、これだけの登壇企業を集められたのは、我々のリソースだけでは絶対に不可能でした。FanGrowthが持つ豊富なノウハウと登壇企業のネットワークを活かして、お声がけから交渉、その後の登壇セッティングまでを一貫して行っていただいた。これはFanGrowthでなければ実現できなかったと思っています。

猪熊: 集客に関しても、FanGrowthから「集客数によってリード提供数が異なるパートナープラン」をご提案いただき、経験則に基づいた目標予測なども提示していただきました。
各社の集客力もある程度提示されたことで、「各社からこれぐらい集客できそうだ」という予測を立てることができました。
猪熊: 正直なところ、告知期間1ヶ月半のうち、最初の1ヶ月が過ぎた時点での申込者数はまだ700〜800名ほど。「このペースでは、着地は良くても1,600名程度になりそうだ」と危惧していました。
そこで、ここからが正念場だと、FanGrowthの担当コンサルである内木さんに、登壇企業への働きかけを徹底的に強化してもらいました。集客の進捗が芳しくない企業には、内木さんから「ぜひ集客目標を達成しましょう」と、泥臭いフォローを徹底してもらったのです。
今回、私たちは集客状況をすべて日次で公開していました。これが後半の追い上げに非常に効果的でした。「当社の集客を含めイベント全体の集客が伸びているのに、今の自社の集客状況だと、もらえるリード数が少なくなってしまう」ということが、皆様にもご理解いただけたのだと思います。
すると、複数の企業がプラチナプランの70名以上を達成したのを皮切りに、それを見た他の企業が「あの会社ができるなら、うちもやれば届くのではないか」と、一気に火が点きました。
結果として、最後の週末だけで一気に1,000名も数字が伸びたのです。まさに「集客が集客を呼んだ」瞬間でした。こうした自社の施策とFanGrowthの伴走支援、そして登壇企業の皆様の熱量が噛み合い、大きなうねりとなって、最後の劇的な追い上げにつながったのだと考えています。
猪熊: 集客数としては、有効なお申し込みで2,700名超となりました。視聴者数については、両日合計のユニークで1,200名以上にご覧いただけました。
当初の目標は2,000名でしたが、それを大幅に上回る結果です。そもそも目標の2,000名という数字自体、20周年の「20」にこだわった面もあり、かなりハードルが高い設定でした。私自身、これほど大きく上振れした経験は過去になく、大きな成果だと感じています。
ブランド施策としての効果も明確に出ました。カンファレンス開催月は、約40社の登壇企業が一気にメルマガを配信してくれました。それと連動してサイト流入も増加し、前月比で約2倍と多くの方に当社を知っていただく機会となりました。
猪熊: はい、これは大きな副次的効果だったと感じているのですが、カンファレンスを終えた後、その成功実績をご覧になった企業からお声がけいただくことがかなり増えました。
具体的には「ぜひ共催セミナーをやってくれませんか」といったご相談です。カンファレンス以後、実際に共催を何本か実施しましたし、現在も3〜4本、共催ウェビナーの企画を進めている段階です。
今回のカンファレンスを機に当社のネットワークも広がりつつあり、「共催がしやすい環境が整ってきた」点は、大きな成果だと感じています。

猪熊: 今回、20周年の節目にこれだけの規模のカンファレンスを自社で企画・主催し、やり遂げられたことは、「自分たちでもできるんだ」という大きな自信につながりました。
正直、以前は自社主催のカンファレンスは非常にハードルが高いと感じていました。しかし、今回FanGrowthの手厚い伴走支援を受けながら実行し、ノウハウや確かな手応えを得たことで、「必要な時にいつでも実施できる」という体制が整ったと感じています。これは我々にとって大きな財産です。
猪熊: 引き続き、地道な活動ではありますが、ブランドリニューアル後の「マーケティングSaaS Synergy!」を世の中に広めていく活動を継続していきます。これは単発の施策では意味がないため、認知向上のために様々な場への登壇や露出強化を続けていく所存です。
一方で、AIの台頭によりサイトへの流入が影響を受け、潜在層にアプローチしづらくなるなど、市場環境の変化という直近の課題も見えています。今後は、アーンドメディアへの露出や、社名・ブランド認知をいかに獲得していくか、さらに知恵を絞っていく必要があります。
今回のカンファレンスで得た自信と、FanGrowthとの取り組みで広がったネットワークも活用しながら、次の認知拡大施策に積極的にチャレンジしていきたいと考えています。
| 社名 | シナジーマーケティング株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役社長 兼 CEO 奥平 博史 |
| 創業 | 2000年9月 |
| ホームページ |
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