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ウェビナー開催のための準備まとめ【ToDoリストあり】


目次[非表示]

  1. 1.ウェビナー開催までの流れ
    1. 1.1.ターゲット設定
    2. 1.2.開催日時の決定
    3. 1.3.コンテンツ作成
  2. 2.配信形式・機器の選定
    1. 2.1.配信形式の選択
    2. 2.2.通信環境の整備
    3. 2.3.適切な機器の選定
    4. 2.4.撮影場所の整備
  3. 3.ウェビナーの集客戦略
    1. 3.1.LP作成
    2. 3.2.広告出稿
    3. 3.3.ウェビナー告知のメルマガ送信
    4. 3.4.参加者を飽きさせない構成
  4. 4.当日の運営のコツ
    1. 4.1.事前にリハーサルを行う
    2. 4.2.録画配信の準備
    3. 4.3.なるべくファシリテーターを設ける
  5. 5.ToDoリストでタスクのヌケモレを防ぐ


ウェビナーの開催は、今やビジネスの一環として欠かせない要素となっています。しかし、ウェビナーの準備から集客、配信までの流れはやることが多く、仕組み化していない状態で回していくには骨が折れます。本記事では、ウェビナーの開催をスムーズに進めるための具体的な準備の仕方と、集客戦略、当日の運営のコツについて分かりやすく解説します。




ウェビナー開催までの流れ


ウェビナーの準備の第一歩はターゲットの明確な設定から始まります。そこから最適な開催日時の選定、魅力的なコンテンツの作成といったステップを踏んでいきます。ここでは、ウェビナー開催までの具体的な流れと、それぞれのステップで注意すべきポイントについて詳しく解説します。



ターゲット設定


ウェビナーを成功させるためには、最初に明確なターゲット設定が必要です。ウェビナーを通じて何を伝えたいのか、どのような人々に向けて情報を提供したいのかを具体的に定義していきます。


たとえば、自社商品の紹介を目的とするウェビナーであれば、その商品に興味を持つ可能性のある業界のプロフェッショナルやエンドユーザーをターゲットに設定することが考えられます。また、ノウハウを教える内容のウェビナーであれば、学びたいと感じる特定の職種や役職の人々をターゲットにすることが重要です。


FanGrowthではカスタマージャーニーマップを作成し、顧客のステージによってどんな課題を持っているかを考えたうえで、それに合わせたテーマ設計にするようにしています。


ターゲット設定を行う際には、以下の点に注意するとよいでしょう。

  • ターゲットのニーズとウェビナーの内容が一致しているか

  • ターゲットがウェビナーに参加する動機は何か

  • ターゲットにとっての価値提供は何か

もし他社との共催でウェビナーを開催したい場合は、「どのくらい集客に協力してもらえるか」「自社のターゲットをどのくらい抱えているか」などを考慮に入れて、共催先候補を選定する必要もあります。



開催日時の決定


ウェビナーの開催日時の決めるには、まずターゲットのライフスタイルを考慮して、参加しやすい時間帯を選びましょう。たとえば、ビジネス関連のウェビナーであれば、平日の昼間の時間帯が適している場合が多いです。


祝日や営業活動が停滞する時期(お盆期間など)は避けるようにします。また、同じ業界の大きなイベントなどと重ならないように注意しましょう。


また、ウェビナーの内容やプロモーションに必要な時間を考慮して、開催日を設定することも重要です。急いで開催するよりも、十分な準備期間を確保することで、より質の高いウェビナーを提供できるでしょう。


開催日の前にリハーサルを行う時間も考慮に入れる必要があります。



コンテンツ作成


コンテンツ作成はウェビナーの核心であり、参加者にどれだけ価値を提供できるかを左右する重要な部分です。


ウェビナーで使用する資料やプレゼンテーションの作り方に工夫が必要です。視覚的な要素を多く取り入れることで、参加者の理解を深める助けとなります。たとえば、グラフやイラスト、動画などを使用すると、より分かりやすく伝えることができるでしょう。


また、ウェビナーの進行プランを作成することも忘れてはいけません。いつ何を話すのか、どのタイミングで質問を受け付けるのかなど、細かく計画することでスムーズな進行が可能となります。


コンテンツ作成では、参加者にとって有益な情報をどう伝えるかが鍵となります。単に情報を並べるのではなく、参加者が何を感じ、何を学び、何を行動に移すべきかを考えながら構築することが重要です。


最後に、コンテンツのリハーサルも欠かせません。実際にプレゼンテーションをしてみることで、改善点や不足している部分を見つけ、より洗練されたコンテンツに仕上げることができるでしょう。


コンテンツ作成はウェビナーの成功に直結する部分であり、ターゲットのニーズに応え、視覚的に魅力的で、計画的に進行する内容にすることで、参加者に強い印象を与え、ウェビナーの目的を達成することができるでしょう。




配信形式・機器の選定


ここでは、配信形式の選択から通信環境の整備、適切な機器の選定、撮影場所の整備などについて解説します。


配信形式の選択


ウェビナーの配信形式の選択は、開催の目的やターゲット層、コンテンツの性質に応じて慎重に行う必要があります。配信形式はウェビナーの成功に大きく影響するため、以下のポイントを考慮して選ぶとよいでしょう。


  • 参加者とのインタラクションの度合い
    インタラクションを重視するウェビナーでは、リアルタイムでの質疑応答が可能なライブ配信が適しています。商品紹介のようなウェビナー内容が変わりにくい内容であれば、事前録画したものを配信するのも選択肢のひとつとなります。
  • 配信プラットフォームの選定
    配信プラットフォームは、参加者の操作性や安定性、機能などに差があります。ターゲット層の技術レベルやウェビナーの内容に合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。
  • 予算の配分
    高機能な配信プラットフォームやプロの機材を使用する場合、予算がかかることもあるため、全体の予算内で最適な形式を選びましょう。
  • 録画配信の有無
    ウェビナーの後、録画配信(アーカイブ配信)を行うかどうかも配信形式の選定に影響します。録画配信を考慮する場合、録画機能が使いやすいプラットフォームの選定が求められるでしょう。



通信環境の整備


ウェビナーの配信において、通信環境の整備は非常に重要な要素です。途中接断や画質の低下は、参加者の満足度を大きく下げる可能性があるため、以下の点に注意して通信環境を整備するとよいでしょう。


  • 安定したインターネット接続
    ウェビナーの配信には安定した高速なインターネット接続が必要です。
  • 帯域幅の確保
    配信中に他のデバイスやアプリケーションがインターネットを大量に使用していると、配信の品質が下がることがあります。配信時間帯は他のデバイスのインターネット使用を控えるなどして、帯域幅を確保するとよいでしょう。
  • 通信速度のテスト
    配信前に通信速度のテストを行い、必要な速度が出ているか確認します。特にアップロード速度は配信の品質に直結するため、確実にチェックするとよいでしょう。
  • ルーターの位置調整
    Wi-Fiを使用する場合、ルーターと配信機器の間に障害物がないか、距離が適切かなど、信号の強さに影響する要素を調整します。
  • セキュリティ対策
    ウェビナーの内容によっては、セキュリティ対策も重要になることがあります。信頼性の高いVPNサービスなどを使用して、安全な通信環境を構築することも考慮するとよいでしょう。
  • リハーサルの実施
    実際の配信と同じ環境でリハーサルを行い、通信状態を確認します。この際、参加者側の視点でのチェックも忘れずに行うと、より確実な整備が可能です。



適切な機器の選定


ウェビナーの開催において、カメラやマイク、ライティングなど、参加者にクオリティの高い映像と音声を提供するための機器選びは慎重に行う必要があります。


プロフェッショナルな印象を与えたい場合は、高解像度のカメラを選ぶとよいでしょう。また、顔認識機能などの追加機能があると、より自然な映像表現が可能になります。


次に、マイクの選定ですが、こちらもウェビナーの内容に応じて選ぶべきです。たとえばたとえばノイズキャンセリング機能がついたマイクは、周囲の雑音を抑える効果があります。


照明(ライティング)があると、よりプロフェッショナルな映像が作れるでしょう。



撮影場所の整備


ウェビナーの撮影場所についてはスタジオを使用する場合を想定して解説します。もし使わない場合は読み飛ばしてしまって構いません。


撮影場所の選定においては、背景のシンプルさや照明の条件、騒音の有無などを考慮します。背景には無駄な装飾や乱雑な物がないようにし、主題に集中できる環境を整えることが重要です。また、自然光が入る場所や、人工照明を設置しやすい場所が望ましいでしょう。


次に、撮影場所のスペースとレイアウトも考慮する必要があります。カメラやマイク、ライティング機器を設置するスペースが必要なため、あまりにも狭い場所は避けるべきです。


内装の色が白すぎると、映像が飛びやすくなることがあるため、柔らかい色合いを選ぶとよいでしょう。また、反射する素材は避け、映像が乱れないように工夫します。


スタジオを使わなくともウェビナーは十分開催できます。登壇者は配信ツールの機能でバーチャル背景を使えば、周囲は映らなくなります。また、ウェビナー中は資料を投影しながら話すことがほとんどです。参加者の目も資料に集中しているので、スタジオの使用は予算に合わせて判断しましょう。


FanGrowthでのウェビナーでも、基本的にはスタジオを使用していません。どんなクオリティか心配な方は、ぜひ一度弊社ウェビナーをご覧ください。



ウェビナーの集客戦略


ここでは、ウェビナーの集客戦略における重要な要素について、具体的な方法とその効果に焦点を当てて解説します。


LP作成


LP(ランディングページ)は、ウェビナーへの参加登録を促すための専用ページです。デザインは、ターゲット層に合わせてシンプルかつ視覚的に魅力的にする必要があります。重要な情報は目立つ位置に配置し、参加者にとってのメリットやウェビナーの内容を明確に伝えるようにします。


登録フォームは、心理的抵抗も考慮して、必要最小限の情報を記入してもらうようにします。


また、プライバシーポリシーへのリンクなど、信頼性を高める要素も忘れずに配置しましょう。


LPはアクセス解析ツールを使用して、どこを改善すべきなのかを定期的にチェックし、必要に応じて改善を行うことも欠かせません。



広告出稿


広告を活用することで、より多くの潜在顧客にアプローチすることが可能となります。


広告出稿の際には、まずターゲット層の特定が必要です。ウェビナーのテーマ決めと同じくターゲット層を明確にし、訴求する広告を設計することが求められます。


広告を掲載するプラットフォームの選定が重要となります。SNS、検索エンジン、専門サイトなど、ターゲット層が頻繁に利用するプラットフォームを選ぶと効果的です。また、リターゲティング広告を活用することで、一度ウェビナーのページを訪れたユーザーに再度アプローチすることも可能です。


広告のクリエイティブにはウェビナーの内容や参加者へのメリットを簡潔に伝えるデザインが求められます。最初から効果的なクリエイティブを作成するのは難しいので、複数のクリエイティブを作成して効果的な要素は何か検証し続ける必要があります。


広告出稿でたくさん集客できたとしても、コストがかかりすぎては当然意味がありません。広告の種類やプラットフォーム、期間などに応じて、効果的な予算配分を行いましょう。



ウェビナー告知のメルマガ送信


自社のハウスリストに対してウェビナー開催の告知をしていない企業様は体感として意外と多いです。ウェビナーの集客戦略において、メルマガを使用した告知は非常に効果的な手段となります。


広告出稿とは異なり、メルマガは既に関心を持っている顧客やリードに対して、ダイレクトにウェビナーの情報を届けることができます。


メルマガのタイトルと本文の作成では、ウェビナーの特徴や参加者へのメリットを簡潔に表現し、開封率を高める工夫が求められます。本文には、ウェビナーの詳細情報、登録ページへのリンク、開催日時などを明確に記載しましょう。


送信タイミングも戦略的に考える必要があります。ウェビナー開催の数週間前から告知を始め、開催直前にリマインドメールを送るなど、タイミングを複数設定すると効果的です。


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参加者を飽きさせない構成


ウェビナーの参加者が途中で飽きずに、最後まで興味を持って視聴してもらうためには、構成を工夫する必要があります。


  • インタラクティブな要素の導入
    質問コーナーやアンケート、クイズなどのインタラクティブな要素を取り入れることで、参加者の参加意欲を高めることができます。
  • 事例の紹介
    実際の事例や具体的な数字を取り上げることで、理論だけでなく実践的な知識も提供し、参加者の理解を深めることができます。
  • 参加者の声を取り入れる
    参加者からの質問や意見を積極的に取り入れることで、参加者とのコミュニケーションを図り、ウェビナーをより活気づけることができます。
  • 毎回内容を変える
    ウェビナーの内容がいつも同じだと当然参加者は飽きてしまいます。FanGrowthではこれを防ぐために、パネルディスカッションを推奨・実践しています。対談相手によって内容が変わるため「ここでしか聞けない話」感を醸成しやすいからです。



当日の運営のコツ


事前準備が整っていても、当日の運営がスムーズでなければ参加者の満足度は下がってしまいます。ここでは、当日の運営を成功させるためのコツを紹介します。



事前にリハーサルを行う


リハーサルでは、使用する機器やソフトウェアの動作確認を徹底的に行う必要があります。カメラ、マイク、インターネット接続など、当日使用する全ての機器とソフトウェアのチェックを行い、問題がないか確認しましょう。


プレゼンテーションの内容の確認も重要です。スライドの順序や表示、話す内容の流れなど、事前に何度も練習することで、当日のプレゼンテーションをスムーズに進めることができます。


さらに、リハーサルを通じて、タイムスケジュールの確認も行いましょう。各セクションの時間配分を守ることで、全体の進行を計画通りに進めることができます。



録画配信の準備


参加できなかった方への配信や、二次コンテンツとしての活用など、目的に応じた録画の設定が必要です。


次に、録画の品質を確保するために、適切な機器とソフトウェアの選定が重要です。ウェビナー配信プラットフォームに組み込まれた録画機能の利用も一般的で、これにより手軽に高品質な録画が可能となります。


本番前に録画のテストを行い、音声、映像、画面共有などの確認をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。この段階でのチェックは、当日のスムーズな進行に寄与します。


また、録画ファイルは大容量になることが多いため、保存場所の確保と管理体制の構築が求められます。クラウドストレージの活用など、効率的な管理方法を検討するとよいでしょう。


録画内容の配信先(YouTubeなど)と配信フォーマットを事前に選定し、録画設定を最適化することも重要です。また、録画内容の後編集を行う場合、編集の方針とタイムラインを事前に計画することで、コンテンツの価値を高めることができます。


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なるべくファシリテーターを設ける


ファシリテーターは、ウェビナーの進行をスムーズにするためのコーディネーターであり、参加者とのコミュニケーションの橋渡しを行う役割を担います。登壇者自身がファシリテートを兼任する場合もありますが、両方ともうまくこなせるようになるにはかなりの経験が必要です。


ファシリテーターはウェビナーの進行計画を事前に把握し、当日の進行を円滑にするための準備をします。これには、登壇者との連携、質問受付の方法、参加者とのインタラクションの形式など、多岐にわたる要素が含まれます。


ウェビナーの進行中、ファシリテーターは参加者からの質問を受け付け、登壇者への中継を行います。また、発表者が話す内容に対して、参加者の求める内容を合っているか読み取り、必要に応じて発表者にフィードバックする役割も果たします。


時間管理を行うことも重要な役割です。




ToDoリストでタスクのヌケモレを防ぐ


準備から開催後までタスクが多いウェビナーをスムーズに運営していくためにもToDoリストを活用してヌケモレを防ぎましょう。


FanGrowthではダウンロードすればすぐ使えるリストを用意しています。ぜひご活用ください。


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