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ウェビナーは内製か外注か──判断を分ける3つの条件と判断後の進め方

ウェビナー施策を少人数で回し続けてきたが、企画がトレンド頼みになっていたり、集客数は毎回達成できているのに商談につながらなかったりする、という状況に心当たりはないでしょうか。「内製で続けるべきか、外注・BPOに切り替えるべきか」という判断がつかないまま開催を続けているケースは少なくありません。

「内製か外注か」は二択の問いではなく、自社の課題フェーズによって最適解が異なります。この記事では、内製と外注の定義を整理したうえで、内製が機能する3つの条件・限界のサインとなる5つの兆候・判断に使える3軸チェックリスト・業務フェーズ別の切り分け方・BPO活用の事例と内製化への移行ステップを順を追って解説していきます。


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目次[非表示]

  1. 1.ウェビナーの「内製」と「外注」──そもそも何が違うのか
    1. 1.1.ウェビナーの外注タイプの簡単な整理
  2. 2.ウェビナー内製で成果が出ている組織に共通する4つの条件
    1. 2.1.条件①:ウェビナー施策を継続的に担える専任者がいる
    2. 2.2.条件②:企画・集客・フォローの「型」が社内にある
    3. 2.3.条件③:ターゲット含有率を計測・改善できている
    4. 2.4.条件④:月2〜4回の開催ペースが型化されている
  3. 3.「もう限界かもしれない」──ウェビナー内製運用が崩れる5つのサイン
  4. 4.ウェビナーの内製か外注かを判断する3つの条件
  5. 5.ウェビナーはどこまで外注すべきか?──業務フェーズ別の切り分け方
    1. 5.1.パターン①:集客だけ外注する(運営は内製)
    2. 5.2.パターン②:当日運営だけ外注する(企画・集客は内製)
    3. 5.3.パターン③:企画〜商談化まで一気通貫のBPO
  6. 6.ウェビナーの外注・BPO先を選ぶ際に見るべき2つの視点
    1. 6.1.視点①|ノウハウが移転されるか──内製化への道が開けるか
    2. 6.2.視点②|自社のターゲット・KPIを共有して動けるか
  7. 7.ウェビナーBPOの活用で何が変わるか──FanGrowthの導入事例が示す効果と注意点
    1. 7.1.事例①|ベーシック社──月100時間削減とターゲット含有率の大幅改善
    2. 7.2.事例②|NTTデータ──広告費50%削減で同数リード、新規リードに占めるウェビナー起点比率が40%へ
  8. 8.ウェビナー外注から内製化へ──自走できる体制をつくる移行ステップ
  9. 9.まとめ

ウェビナーの「内製」と「外注」──そもそも何が違うのか

ウェビナー運営を「外注しよう」と検討し始めると、「代行」「BPO」「ツール導入」という似た言葉が混在し、何を選べばよいか迷いやすくなります。まず、この記事で使う「内製」と「外注」の意味を整理しておきます。

ウェビナー運営は大きく「企画・集客・当日配信・フォローアップ」という4つのフェーズで構成されています。「内製」とは、これら4フェーズの主要業務を社内のマーケ担当者が担う運用形態を指します。ウェビナーSaaSなどのツール活用は内製の効率化手段として位置づけ、この記事では「内製の延長」として扱います。

一方「外注」は、4フェーズのうち一部または全部を外部のパートナー企業に委託する形態です。外注には大きく3つのタイプがあり(ツール型を含めると4つ)、自社の課題がどこにあるかによって選ぶべきタイプが変わります。

ウェビナーの外注タイプの簡単な整理

ウェビナーの外注タイプは、対応範囲と目的によって4つに整理できます。

タイプ

対応範囲

向いているケース

①集客特化型

ハウスリスト外への集客のみ

運営は回せるが新規リードが足りない

②運営代行型

当日の配信オペレーション・進行管理

工数が重く開催頻度を上げられない

③BPO型(一気通貫)

企画設計・共催先選定・集客・当日運営・振り返りまで継続的に支援

リソース・ノウハウの両方が不足している

④ツール型

※代行ではなく内製の効率化。広義の外注には含まれない

—

重要なのは、BPOには、ただ丸投げするのではなく、ノウハウや運営の型を自社に移転しながら伴走するスタイルも存在するという点です。そのようなBPOでは、「外注=自社にノウハウが残らない」という前提が当てはまらないケースもあります。この点は後のセクションで詳しく触れます。

ウェビナー内製で成果が出ている組織に共通する4つの条件

外注が必ずしも正解というわけではありません。内製で十分な成果を出し続けている組織も存在します。まずは「内製がうまく機能している状態」を具体的に確認することで、自社がその条件を満たしているかどうかを診断してみてください。

これらの条件を欠いた状態で内製を続けると、「担当者が頑張っているのに成果が出ない」という負のループに入りやすくなります。問題の所在がリソースにあるのかノウハウにあるのかを切り分けるためにも、以下の4つの条件を一つずつ確認することが有効です。

条件①:ウェビナー施策を継続的に担える専任者がいる

内製で成果を出し続けるための大前提となるのが、施策を継続的に担える担当者の存在です。企画・共催先交渉・集客設計・当日オペレーション・振り返りまでを一貫して把握し、改善サイクルを回し続けられる担当者がいない状態では、型やツールをどれだけ整えても施策は安定して機能しません。「兼任でなんとか回している」という状態は、開催頻度の停滞や属人化リスクの温床になりやすいため、専任の体制を確保できているかどうかをまず確認してください。

条件②:企画・集客・フォローの「型」が社内にある

内製で成果を出し続けている組織に共通するのは、企画テンプレート・過去の勝ちパターン・共催パートナーリストという3つの資産が蓄積されていることです。

「型」がある状態では、毎回のウェビナー開催がゼロベースの設計から始まらずに済みます。前回うまくいったテーマ設計や集客チャネルの組み合わせを「再現する作業」として実行できるため、担当者の工数が安定します。一方で型のない状態で内製を続けると、毎回のテーマ選定・共催先探し・メール文面の作成が一から発生し、担当者の工数は開催を重ねるごとに膨らんでいく傾向があります。「なんとなく回っているが、毎回ギリギリ」という状態は、型が整っていないことの典型的なサインです。

条件③:ターゲット含有率を計測・改善できている

内製成功の要件として見落とされやすいのが、参加者の「質」を計測する仕組みです。商談数は「集客数 × ターゲット含有率 × 接触率 × 商談化率」という式で決まります。集客数を2倍にしても、ターゲット含有率が半分であれば商談数はまったく変わりません。

「誰が来たか」を参加者データから分析し、次の企画のテーマ設計・共催先選定・集客チャネル選択に反映できている組織は、内製でも商談創出を継続できます。逆に「集客数だけ追っていて参加者属性を見ていない」状態では、開催を重ねても成果が改善しない構造的な問題が生じやすくなります。アンケートデータや参加者の企業名・役職を開催ごとに確認し、改善のサイクルを回せているかどうかが内製成功の要件の一つです。

条件④:月2〜4回の開催ペースが型化されている

ウェビナーはハウスリストの育成・共催パートナーとの関係構築・ブランド認知の積み上げという観点からも、継続ペースが重要です。月2〜4回の開催を安定して続けられる体制(人数・ツール・プロセス)が整っているかどうかが、内製継続の分岐点になります。

単発・不定期の開催では、施策の再現性が生まれず毎回「また1からのスタート」になりがちです。また、共催パートナーとの関係も定期的に共催を重ねることで深まり、集客への協力度が高まっていきます。月2〜4回の開催を担当者が無理なく回せているかどうかを、内製継続の判断基準として確認してみてください。

「もう限界かもしれない」──ウェビナー内製運用が崩れる5つのサイン

内製で成果が出ていない場合、何らかのサインが現れていることが多いです。以下の5つのサインのうち3つ以上当てはまる場合は、外注(BPO含む)の検討タイミングに来ている可能性があります。自社の状況を照らし合わせてみてください。

サイン①:担当者1名に業務が集中し、属人化による施策停止リスクがある

ウェビナー施策が「担当者1人の頑張り」で回っている場合、その担当者の異動や退職が施策ごと止まるリスクに直結します。企画・共催先との交渉・集客設計・当日オペレーション・アンケート分析・ISへの共有まで、すべてが1人に集中している状態は属人化の典型例です。「担当者が異動したらウェビナーが止まった」という状況は、BtoBマーケティングの現場では決して珍しくありません。施策の継続性を担保するためにも、業務の標準化と分担の見直しが必要です。工数面での限界がある場合は、外注の検討も選択肢に入ります。

サイン②:集客数は達成しているのに商談・受注につながらない

毎回の集客目標は達成できているが、商談数が増えない。このパターンは「ターゲット含有率が低い状態で集客数だけ追っている」ことが主な原因です。参加者の属性を把握せずに開催を続けると、集客数を増やすほどターゲット外の参加者が増え、IS工数だけが増加してしまいます。集客数という量の指標だけでなく、誰が来ているかという質の指標を追う仕組みが必要です。

サイン③:開催頻度が月1〜2回以下で停滞し、増やせる見通しがない

「もっと頻度を上げたいが、工数的に無理」という状態が続いているなら、内製体制の限界を示しています。ウェビナーはリードのナーチャリング・ハウスリストの育成・新規リード獲得を継続的に行う施策として機能するため、開催頻度が低いと成果が積み上がりにくくなります。開催を増やせない理由が工数にあるなら、外注による解決が有効です。

サイン④:企画がトレンド頼みの単発になり、成果の再現性がない

「そのときのトレンドに乗った企画を都度ゼロから作っている」状態では、成果の再現が難しくなります。うまくいった回とうまくいかなかった回の差が「運」のように見えてしまい、改善の打ち手が見えなくなります。企画設計の型やシリーズ化の仕組みが社内にない場合は、外部の設計支援が改善への近道となる場合があります。

サイン⑤:KPI設計が「集客数だけ」に偏り、商談化率・ターゲット含有率を追えていない

ウェビナーのKPIが「申込数」のみになっていると、施策の改善ポイントが見えなくなります。「商談化率」「ターゲット含有率」「接触率」を追える設計がなければ、頑張っているのに何が悪いのかわからない状態に陥りやすく、社内への成果説明も困難になります。KPIの再設計には、ウェビナーを商談創出チャネルとして設計した経験のあるパートナーからの視点が有効です。

ウェビナーの内製か外注かを判断する3つの条件

「内製か外注か」を判断する際、「リソース」「ノウハウ」「成果」の3軸で自社の課題を分類すると、選ぶべき外注タイプが絞り込みやすくなります。

リソースの課題(人手・時間が不足している)がある場合は、当日運営代行や継続的なBPOが有効です。工数の重い業務を外部に移すことで、担当者が企画・ISフォロー・分析に集中できる体制をつくることができます。

ノウハウの課題(企画設計・共催先選定・KPI設計がわからない)がある場合は、ノウハウ移転を含むBPO型の支援が有効です。「丸投げして終わり」ではなく、BPO期間中に設計思想・テンプレート・共催パートナーリストを自社に積み上げていくことが、中長期の内製化につながります。

成果の課題(集客数はあるが商談・受注につながらない)がある場合は、集客数の問題ではなく「企画テーマ設計の上流」から見直す必要があります。ターゲット含有率を改善するには、共催先の選定基準・ウェビナーテーマの設計・参加者属性の分析という「入口の設計」を変えることが先決です。

この3軸を整理することで、「ツール導入で解決できるか」「部分外注で解決できるか」「BPOへの一気通貫支援が必要か」という3つのルートに分岐させることができます。課題が複数の軸にまたがっている場合は、一気通貫のBPOが現実的な選択肢になります。

ウェビナーはどこまで外注すべきか?──業務フェーズ別の切り分け方

外注を検討するとき、「全部丸投げ」か「全部内製」という二択で考えてしまうことが多いですが、実際には自社の課題フェーズに合わせた業務の切り分けが現実的です。外注に向く業務と、自社に残しておくべき業務を整理することで、費用対効果の高い外注設計が可能になります。

外注に向く業務としては「共催先の選定・マッチング」「LP・OGP制作」「メール配信設計」「当日配信オペレーション」が挙げられます。一方、「登壇テーマの最終判断・自社訴求軸の設定」「インサイドセールスによるフォロー」は自社に残すことが推奨される業務です。「KPIの振り返り設計」はBPOパートナーと共同で行うことが可能ですが、最終的な判断軸は自社が持ち続けることが重要です。

パターン①:集客だけ外注する(運営は内製)

ハウスリストが薄く新規リードが獲得できていないが、ウェビナーの運営自体は担当者が回せているケースに有効なパターンです。共催先のマッチングや集客LPの制作だけを外注し、当日のオペレーションや企画設計は内製で担います。

このパターンは外注コストを抑えながら、集客力だけを外部から補完できる点がメリットです。自社のノウハウとブランドを守りながら新規リードの母数を増やしたい場合に向いています。一方で、共催先の選定基準が曖昧だとターゲット含有率が低下するリスクがあるため、共催先を選ぶ際は業種・役職・検討フェーズの合致度を必ず確認することが重要です。

パターン②:当日運営だけ外注する(企画・集客は内製)

企画力・ハウスリストはあるが、配信オペレーションの工数が重く担当者の負荷が高いケースに有効なパターンです。当日の配信設定・進行管理・テクニカルサポートを外注することで、担当者が登壇準備やISフォローに集中できる体制をつくることができます。

開催頻度を上げたいが工数が追いつかない、という場合にも当日運営の外注は効果的です。企画と集客の設計は内製で継続しているため、自社のノウハウは着実に蓄積されていきます。IS連携の設計や参加者データの振り返りも引き続き自社で行えるため、商談化率の改善サイクルを自社主導で回し続けることができます。

パターン③:企画〜商談化まで一気通貫のBPO

リソース・ノウハウの両方が不足している、またはウェビナー施策を早期に立ち上げて勝ちパターンを確立したいケースに有効なパターンです。企画設計から共催先選定・集客・当日運営・振り返りまでをパートナーが一気通貫で支援します。

このパターンの最大のメリットは、「何から手をつければいいかわからない」という状態から最短で成果を出せる体制に移行できる点です。企画テーマの設計・共催先へのアプローチ・集客LPの制作・当日のオペレーション・振り返りのKPI設計まで、ウェビナー施策全体を外部の知見で設計・実行できるため、社内リソースをほとんど使わずに開催頻度を確保することができます。

また、「外注し続けるのではなく、いずれ内製に移行したい」という場合にも、一気通貫のBPOは有効な選択肢です。BPO期間中に企画テンプレート・共催先リスト・KPI設計の型を自社資産として積み上げることができるため、外注をきっかけに内製化の基盤をつくっていくことが可能です。単発の代行と異なり、継続的な伴走型のBPOでは施策の改善サイクルをパートナーと共に回せるため、ノウハウが組織に蓄積されやすい点が特徴です。

ウェビナーの外注・BPO先を選ぶ際に見るべき2つの視点

外注先を選ぶ際に、費用の安さや守備範囲の広さだけで判断してしまうと、「集客数は増えたが商談につながらない」という失敗パターンに陥りやすくなります。代行会社は費用・守備範囲だけで選ぶのではなく、自社の成果と成長につながるパートナー選びの軸として、次の2つの視点を持っておくことが重要です。

視点①|ノウハウが移転されるか──内製化への道が開けるか

外注先には大きく2つのスタイルがあります。「外注し続けることを前提とした代行型」と、「自走支援型」(内製化を最終ゴールとして設計されたBPO)です。

この2つは長期的なコスト構造と組織の成長幅という点で大きく異なります。外注し続ける前提の代行型は短期の成果は出やすい反面、外注し続けるかぎりコストが発生し続け、社内にノウハウが蓄積されません。自走支援型のBPOでは、BPO期間中に運営マニュアル・企画テンプレート・共催パートナーリストを自社資産として積み上げることができます。

契約前に「内製化支援の実績があるか」「運営マニュアルや企画テンプレートを自社資産として渡してもらえるか」を確認することが重要です。BPOを「永続するコスト」ではなく「内製化への投資」として位置づけられるかどうかが、パートナー選びの核心になります。

視点②|自社のターゲット・KPIを共有して動けるか

「集客数」をゴールとするパートナーと「商談化率・ターゲット含有率」をゴールとするパートナーでは、成果指標が根本的に異なります。前者は参加者数を増やすことで契約上の目標を達成できてしまうため、ターゲット属性のズレが放置されやすくなります。

共催先選定の段階から自社のターゲット企業像(業種・役職・従業員規模など)を共有し、合致度を確認しながら進められる体制があるかどうかを確認してください。また、開催ごとのターゲット含有率や商談化率を可視化して次の企画改善に反映できる仕組みがあるかどうかも、パートナー選びの重要な判断軸になります。KPIをパートナーと共有して動けるかどうかが、長期的な成果の差を生む大きな要因です。

ウェビナーBPOの活用で何が変わるか──FanGrowthの導入事例が示す効果と注意点

BPOを導入することで起きる変化は、工数削減だけではありません。「ターゲット含有率の改善」「商談化率の向上」「開催頻度の増加」が複合的に起きることが、BPO活用の本質的な効果です。以下に2つの事例を紹介します。

事例①|ベーシック社──月100時間削減とターゲット含有率の大幅改善

株式会社ベーシックは、BtoB向けCMS「ferretOne」を提供するSaaS企業です。マーケ3名でウェビナー施策を運用していましたが、FanGrowthのBPOを導入することで大きな変化が生まれました。

BPO導入前の平均ターゲット集客数は19名・ターゲット含有率は31%でした。BPO導入後は平均49名・含有率56%(+30名・+25pt)へと改善しています。工数削減の内訳では、企画作成が約2時間から0.5時間へ、共催先との打ち合わせが約3時間から0時間へと圧縮され、月間トータルで100時間の工数削減を実現しました。

この体制のまま合計18回・総集客2,796名のウェビナーを実施し、BPO開始4か月でターゲットリード1,000件の獲得・商談創出を達成しています。少人数体制で開催頻度を維持しながら、ターゲット含有率という「質」を同時に改善できたことがこの事例の特徴です。

事例②|NTTデータ──広告費50%削減で同数リード、新規リードに占めるウェビナー起点比率が40%へ

株式会社NTTデータのWinActor®(RPA製品)マーケティングでは、FanGrowth活用以前は企画・運営の工数が重く、年間10本が開催の上限という状態でした。7万件のハウスリストを保有しながらもアクティブが少ない状況で、新規リード獲得を広告費に依存していました。

FanGrowth導入後は、広告費を50%削減しながら同数のリードを獲得できるようになり、新規リードに占めるウェビナー経由の比率が40%へと定着しました。また、受注リードタイムは最大80%削減されています。訴求軸を「製品カテゴリー起点」から「課題・問題起点」へ転換し、ウェビナーを主要チャネルとして育てることで実現した成果です。

注意点として、BPOによって得られる成果は自社の既存ハウスリストの規模・IS体制・商材の検討プロセスによって異なります。また、BPO契約から初回のウェビナー実行までには最短でも1.5か月程度かかることが多いため、施策開始のタイミングを見越した計画が必要です。


FanGrowthのBPOで成果が出た企業の事例をご紹介

FanGrowthの導入事例をまとめた資料をご用意しました。
ターゲット含有率の改善や月100時間の工数削減など、具体的な数字とあわせて導入前後の変化を紹介しています。自社の状況と照らし合わせながら、ぜひご覧ください。

ウェビナー外注から内製化へ──自走できる体制をつくる移行ステップ

外注・BPOは「永続するもの」ではなく、「内製化に向けたステップ」として位置づけることが理想です。BPO期間中にノウハウ・テンプレート・共催パートナーリストを自社資産として積み上げることができれば、将来的に内製へ移行することは十分に可能です。

実際、レバレジーズ株式会社ではFanGrowthのBPO活用後にBPOを卒業し、インハウスへの移行を実現しています。ノウハウが社内に蓄積されたことで、外注なしで自走できる体制をつくることができたという事例です。内製化を最初から目標として設定し、BPOパートナーとその方針を共有しておくことが、移行をスムーズにするうえで重要です。

内製化を視野に入れたBPO活用には、以下の3つのステップが有効です。

ステップ①:BPO期間中に企画テンプレート・共催先リスト・KPI設計を自社資産として受け取る

BPO期間中は、パートナーの業務プロセスを「ブラックボックス」にしないことが重要です。どのように共催先を選定しているか、どのテーマが商談につながっているか、KPIをどう設計・振り返りしているかを理解し、自社のドキュメントとして整理していくことが内製化の準備になります。毎月の振り返りミーティングに担当者が主体的に参加し、意思決定のロジックを自分のものにしていくことが理想です。

ステップ②:共催先選定→企画作成→集客の順に、段階的に内製へ切り替えていく

すべてを一気に内製に戻すのではなく、段階的に切り替えることが現実的です。工数が少なく自社リソースで対応しやすい「集客オペレーション(メール配信・ハウスリスト活用)」から内製に切り替え、次に「企画作成」、最後に外部交渉ノウハウが必要な「共催先の選定・交渉」という順番が比較的スムーズです。各ステップで外注先のサポートを受けながら実践経験を積むことで、移行後も安定した運用を維持できます。

ステップ③:KPIの定義と振り返り設計は最後まで自社が主導する

外注先に任せきりにしてはいけない業務の筆頭が、KPIの定義と振り返りです。「何をもって成功か」の定義を自社が持ち続けることが、施策の改善サイクルを自社主導で回すための前提条件です。ターゲット含有率・商談化率・開催頻度の3指標を自社でモニタリングし続けることが、将来の内製化を可能にし、施策の再現性を高めていきます。

まとめ

ウェビナーの内製か外注かは、二択の問いではありません。自社の課題が「リソース」にあるのか、「ノウハウ」にあるのか、「成果(商談化率・ターゲット含有率)」にあるのかを3軸で診断し、課題フェーズに合わせた業務の切り分けと外注タイプを選ぶことが重要です。

内製で成果が出ている状態には「企画の型」「ターゲット含有率の計測と改善」「月2〜4回の開催ペース」という3つの条件があります。5つのサインのうち3つ以上当てはまる場合は、外注(BPO含む)の検討タイミングです。外注を検討する際は、「集客だけ外注する」「当日運営だけ外注する」「BPO一気通貫」という3つのパターンから、自社の課題に合わせたものを選んでください。

外注先を選ぶ際は費用だけでなく、「ノウハウが自社に移転されるか」「自社のターゲットとKPIを共有して動けるか」という2つの視点で見極めることが、長期的な成果につながります。ベーシック社・NTTデータの事例が示すように、適切なパートナーとの伴走によって、工数削減・ターゲット含有率の改善・商談化率の向上という複合的な成果を得ることが可能です。


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記事を書いた人 FanGrowth編集部
記事を書いた人 FanGrowth編集部
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