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【Meet up!イベントレポート】ウェビナーを商談につなげる実践ノウハウ /BtoB Growth Revenue Meetup vol.1

ウェビナーが飽和し、1社あたりの集客数が右肩下がりになる時代。現状の厳しさを認めながらも「商談獲得・レベニュー貢献」へ舵を切った企業は、具体的にどう動いているのか。
FanGrowth事業責任者が語るウェビナー市場の現状とプロダクト進化、KURO HOLDINGSが2年間で積み上げた16,000リード・商談化率5%の実践戦略、エルテスが新規事業「生成AIガバナンス」で実証した半年4,000リード・200商談の立ち上げ術。
3つの視点で、ウェビナーをレベニューに変える道筋を解説します。

この記事は、エキサイト株式会社(FanGrowth)が開催したオフラインミートアップ『BtoB Growth Revenue Meetup vol.1 リード獲得のその先を語る夜~ウェビナーを商談につなげるリアル事例~』のイベントレポートです。

開催概要

イベント名

BtoB Growth Revenue Meetup vol.1 リード獲得のその先を語る夜~ウェビナーを商談につなげるリアル事例~

開催日時

2026年6月10日(水)19:00〜21:00

主催者

エキサイト株式会社 FanGrowth

開催形式

オフラインミートアップ

KURO HOLDINGS株式会社
マーケティング支援部署責任者
佃 雅博

自称:マーケティング会のポテトヘッド
大学卒業後、事業会社にてWebメディア責任者を務め、SEO、SNS、広告運用、フロントエンド開発、コンテンツライティングなど、デジタルマーケティングの実務を幅広く習得。
その後、KURO HOLDINGS株式会社の創業メンバーとして、企業のマーケティング支援を推進。戦略設計から実行、収益化までを一貫して担い、ビジネス成果へと導く総合力を強みにしている。

株式会社エルテス
SR事業本部 執行役員
後藤田 隼人

2009年にエルテスへ入社し、300社以上のレピュテーションリスク対策やリスク体制構築、クライシス対応などを支援。2014年に株式会社デボノを創業、2024年に退任。2024年3月からエルテスに再ジョインし現職。

エキサイト株式会社(FanGrowth)
執行役員 兼 SaaS事業部長
大熊 勇樹

デザイン会社、ベンチャー企業にて主に新規事業部門での役員経験を経て、2021年4月エキサイトに入社し、執行役員就任。入社後にSaaS/DX事業部を立ち上げ、2年で4プロダクトリリースを行う。 事業責任者を兼務している【FanGrowth(ファングロース)】では、現在リリース3年で2,000社のマーケターコミュニティを構築し、組織拡大をしている。

オープニング|集客の限界と「商談・レベニュー」への転換期

昔は50名ぐらい集客できた会社が20名ぐらいになってたりとか、爆発的に集客している会社が実は多くなくなってきた理由は明確で、同一ターゲットに対してウェビナーの本数がめちゃめちゃ増えているから。 なので、やっぱり集客平均値は下がってきている

オープニングを担当したのは、FanGrowth事業責任者の大熊。 現場データを起点に、集客からレベニューへとシフトするFanGrowthのエコシステム進化と、共催マッチングコミュニティが登録企業2,000社・マッチング数6,000件に拡大した背景を整理しました。

1社あたり集客数は2年で53名→5~7名に。データが示す「飽和」の現実

1社あたりの集客数の低下は、感覚ではなくデータが示すトレンドです。FanGrowthの集計では、2024年8月にピーク時で約53名だった1社あたりの平均集客数が、2026年3~4月には平均5~7名まで低下しています。


さらに裏付けとなるのが、登壇企業数の爆発的な増加です。FanGrowthが関与するウェビナーの月あたり登壇企業数は、2024年の5~30社から2025年には50~160社、2026年2月には420社超へと急増。同一ターゲット層へのウェビナー供給が増えた結果、1社あたりが取れる参加者数が相対的に圧縮されています。

それでも共催が増え続ける理由——目的が「集客数」から「商談化」へ

集客数が落ちているにもかかわらず、共催をやりたい企業が増え続けているのはなぜか。その答えが「ウェビナーに求める役割が変わりつつある」という認識です。

FanGrowth共催マッチングコミュニティは4年間右肩上がりを続けています。

2022年7月のリリースから、2026年5月には登録企業2,000社突破、成立したマッチング数は6,000件超。企業がウェビナーに求めるものが「集客数」から「商談化できるリードへのアクセス」にシフトし始めていることが、この伸びの背景にあります。

大熊 「次にやらなきゃいけないのは、やっぱ商談獲得レベニューだよね。可能であれば、集客数を追うというよりは、商談数を一緒に追っていきたいと考えている。僕たちとしても実はピボットし始めているところ」

集客という量の競争から、商談という質の競争へ。この転換は、ウェビナー支援事業者としてのFanGrowth自身の方針でもあります。

Lightning Talk 01|KURO HOLDINGS 佃様

2年で16,000リード、商談化率5%の実践〜KURO HOLDINGSの3つの要点

続く2つのライトニングトークの最初は、KURO HOLDINGS株式会社マーケティング支援部署責任者の佃 雅博氏。知名度に頼れないコンサル・広告領域で、ウェビナーのROIを出す方法を深掘りしました。
2年間の実践で積み上げた16,000リード・商談化率5%・受注率5%という実績を、ポジショニング・IS横断連携・共催先リレーションの3つの要点から解説しています。

「何でもできる」から脱却——登壇者自身をキャラクターとして記憶に残す

コンサルや広告代理店は「何でもできる」が強みである一方、顧客から記憶に残りにくいという弱点を抱えています。KURO HOLDINGSはデジタルマーケティング支援を軸に幅広いサービスを展開していましたが、その「幅広さ」そのものがウェビナー運用の初期課題でした。

佃氏が行きついた解決策は2つです。
まず、商品パッケージの強みを明確に打ち出すこと。特定のテーマで登壇し続けたことで、商談化率と提案化率が「圧倒的に変わった」と言います。そして、登壇者自身をキャラクターとして記憶に残す工夫。佃氏は自らを「マーケティング界のポテトヘッド」として打ち出しました。

佃氏ISが電話した時に『あ、あのポテトヘッドの人ですよね。あの会社ですよね』ってなるんですよ。
そうすると圧倒的に商談化率が上がる。さらに僕がFSとして商談を迎える際も、「ポテトヘッド、ウケますよね!」というところからアイスブレイクなしで商談が始まるので、非常にやりやすい状態が作れています

飽和の時代だからこそ、登壇者自身が記憶に残る存在になることで、ISの架電時に名前と顔で認知されて商談化率が跳ね上がる。キャリア・趣味・ビジュアルなど素材は何でもよく、「他社があまりやっていないのでおすすめ」と佃氏は強調しました

縦割りKPIが招く「商談の質低下」——マーケ・IS・FSは受注で一本化する

ウェビナーが商談に繋がらない典型的な失敗パターンは、マーケ・IS・FSのKPIが縦割りになることです。
マーケはリード数、ISは商談数、FSは受注数だけを追う構造では、「誰がいつウェビナーに参加した何者なのか」という情報がFSに届かないまま商談を迎える事態が起きます。

佃氏はIS代行企業を活用した際の失敗も率直に共有しました。

佃氏「架電業務だけを委託した結果、事業内容への理解がないISが商談をアレンジする事態が起き、「何のために呼ばれたかわからない」という質の低い商談が増えた。

コンサルや広告のようなコンサルティング型の商材は、架電代行との相性が悪かったと振り返ります。
マーケ・IS・FSを縦割りにしすぎず、受注に向かってワーク設計をするこれがこのセッションで最も伝えたかったメッセージです。

現在、KURO HOLDINGSでは、チーム全体でウェビナー施策のROIを追い続けながら運用しており、IS担当者がウェビナーの中身を理解した上で架電に臨む体制を維持しています。

工数なしで月3件の共催が決まる——共催先リレーション構築の実際

ウェビナーの成果を長期的に高めるには、共催先との関係を単発で終わらせないことが重要です。KURO HOLDINGSが実践しているのは、ミーティングのアジェンダに収まらず、共業の可能性や次回の共催に向けた対話を意識的に続けること。

その結果として現在、自社から積極的にアプローチしなくても月3件ほどの共催が自然に決まっていく状態が生まれています。

佃氏特に自分たちから声かけをすることもなく、毎月3件ぐらいは何かで共催が決まっていくという状態が作れています。
割と工数少なく共催がどんどん決まっていくというのも、共催先とのリレーションや継続的な関わりが重要なのかなと思っています。

交流会や会食を通じて単発施策で終わらせない関係性を育てることで、共催を「探しに行く」活動から「向こうから来る」活動へと転換できます。
今回のような小規模ミートアップも、こうしたリレーション形成の場として機能します。

Lightning Talk 02|エルテス 後藤田様
新規事業×AIガバナンス、半年で4,000リード・200商談へ——エルテスの立ち上げ術

2本目のライトニングトークは、株式会社エルテスSR事業本部 執行役員の後藤田氏。
新規事業の立ち上げフェーズにおけるウェビナー活用の実態を共有しました。既存事業で培ったリスク管理の知見を「生成AIガバナンス」という新領域に展開し、約半年で4,000リード・200商談を積み上げた経緯と、現在進行中の受注獲得フェーズへの移行を解説しています。

「受注より先にプロダクト改善」——新規事業フェーズでのウェビナーの使い方

エルテスの生成AIガバナンス事業は、社内AI活用のガバナンス体制構築(AIガイドライン・研修・シャドウAI検知)と、生成AIによる企業ブランドの誤認識調査・是正という2つの柱で構成される新規事業です。2025年から事業展開を開始し、2026年1月にFanGrowthとの支援契約を締結しました。

後藤田氏が最初に語ったのは、ウェビナー実施の目的がKURO HOLDINGSとは根本的に異なるという前提です。

後藤田氏新規事業になるので、なるべく多くリード獲得して商談してフィードバック得て、プロダクト改善していきたいというところが最初の目的でした。あとは営業に提案経験を多く積ませたかったということと、ターゲットの仮説を精緻にしたかったというところもあります。」

新規事業立ち上げフェーズでは、受注より先に「アポ基準を下げてとにかく商談を積む」戦略でプロダクト改善サイクルを回すことが合理的です。IS担当者(新卒2年目1名)のアポ基準を低く設定し、アンケートで一定の関心を示した参加者には全件架電する方針を採っています。

大型カンファレンス登壇でリードを積み、テーマ絞り込みで商談の質へシフト

約半年で積み上げた4,000件のリードの大半は、他社主催カンファレンスへの登壇によって獲得したものです。FanGrowthの共催ネットワークを通じて大型イベントに登壇し、一度に多くのリードを収集するアプローチで母数を確保しました。

ただし「アポにはなるが具体的な商談に発展しないケースが多かった」と後藤田氏は振り返ります。そこで2026年5月後半から方針を転換。
テーマを「生成AIガバナンス」に絞り込んだウェビナーに切り替えた結果、参加者の課題意識が具体的な検討段階にあるケースが明らかに増えたといいます。今後はテーマを絞った小規模ウェビナー(単独・共催)を中心に据え、受注につながる商談の質を高めていく方針です。

後藤田氏自社主催とか、AIガバナンスというところにテーマを絞った形での共催などを実施するようにしています。見積もりが欲しいとか、具体的な案件に繋がるケースが増えてきています。

次のフェーズは4,000件をホットリード化する「コンテンツ戦略」

一定のリードベースを確保した次の課題は、蓄積した4,000件をいかに温めて受注に繋げるかです。
後藤田氏が次フェーズとして描いているのは、ホワイトペーパーやコラムといったコンテンツを拡充することで、すでに接触したリードのホットリード化を加速させること。

後藤田氏「AIガバナンス」という比較的新しい領域は、まず認知を獲得してから検討・比較フェーズに進む顧客行動が主流です。信頼性の高いコンテンツを継続的に提供することで、リードの受注可能性を高める土台をつくることが、次のアクションの意図です。

Q&A Session

Q&Aセッションでは、大熊 (FanGrowth)の司会のもと、佃氏と後藤田氏が参加者からの質問に答えながら、IS設計・企画手法・受注につながるウェビナーの条件・月次振り返りについて深掘りしました。


ISとウェビナー連携・受注につなぐ実践知—アンケート判定・全件架電・スクリプト設計

ウェビナー担当者が最も多く悩む課題のひとつがISとの連携です。「ISが架けてくれない」「電話がしきれない」という声は参加者からも多く上がり、2社の実践がここで照らし合わされました。

後藤田氏は全件架電を原則にしており、優先順位はアンケートの回答で決めています。

後藤田氏アンケートに答えていただいたホットな方から優先的に架けています。ホットの定義は満足度が高いとか資料送付を希望されているとか、そういったところから優先的にやっています。基本的には全件架けています

佃氏リアルタイムで、ウェビナー中に質問をくれた方はもうスクショして、ウェビナー中にISに送ったりするんですよ。そうするとその企業が何に関心を持っているかわかった状態で電話できるので、意外と良かったりする。tipsと活用しています

通電率の低下(架けても繋がらないケースの増加)は業界共通のトレンドで、両登壇者ともに実感しているといいます。「いかに多くの情報を持って商談を迎えられるか」というスクリプト設計への継続的な精査が、対処の鍵になっています。

ウェビナー企画のマンネリ打破——「同じテーマ×共催先替え」とシリーズ化

企画が一辺倒になりがちという悩みに対して、佃氏はまず認識の転換を促しました。

佃氏めっちゃぶっちゃけていいですか。同じでも全然受注取れます。共催先を変えれば、見る人からしたら同じものではないので。割と同じテーマをずっとやっていても受注は取れる

ウェビナーのリーチは共催先が異なれば参加者層も変わるため、テーマを固定したまま共催先だけを変えることで「見る人には毎回新鮮な企画」になるという視点です。大熊はさらに、シリーズ化による生産性の高い企画手法を勧めます。

大熊 最近のおすすめはシリーズ物です。最初にコンセプトだけ作っちゃって、テーマが勝手に降りてくる感じなんですよね。共催先だけ微妙に変えているという感じ。Vol.13までやっているシリーズもあって、企画作るのがめちゃめちゃ楽になります

コンセプトを先出しして共催先を変えながらテーマを展開するシリーズ化は、最も生産性の高い企画手法です。

一定のシリーズ回数を重ねたあと、過去の登壇企業を集めたカンファレンス形式に集約するという展開も効果的だと大熊は述べました。

受注につなぐウェビナーのポイント——比較検討層を狙うか、業界・課題を絞るか

「受注につながるウェビナーはどうつくるか」という問いに対して、2社の視点は方向性が一致していました。
後藤田氏は「参加者が比較検討段階にある」状態を重視します。

後藤田氏 特定の課題にフォーカスした内容にするとか、サービス紹介のウェビナーとして開催することで、そこに集まってくる方はサービスを少なからず知りたい方だとは思います。そういう比較検討層が見るようなセミナーをやっていくというところが重要ではないかと思います

佃氏は業界・領域の絞り込みという観点を加えます。

佃氏 業界や領域を絞った方が圧倒的に受注率は上がります。商材がニッチであればあるほど、そこに反応している時点で顧客のニーズは高いです。母数は減りますが、受注率は上がりますね

月次振り返りの設計——集客→アンケート→商談化率→提案化率→受注まで追う

ウェビナーのROIを経営陣に説明できるか、という問いへの実践的な答えが月次振り返りの設計です。佃氏は月次でウェビナー分析会を実施し、ファネル全体を追う体制を維持しています。

佃氏 月次でウェビナー会をやっていて、まず集客に至ったか、リストへのメルマガの反応率と実際の集客数。アンケートがどうだったか、有効なアンケートがどれくらいあったかという観点と実際の商談化率、提案化率を追っています。受注はリードタイムが短くて3ヶ月、長いと6ヶ月なので、少なくとも商談化・提案化までは月次で追っています

この他、ROIの考え方や、ウェビナーに対するトークスクリプトについても話題にあがり、オフラインならではの、「AIに聞いても出てこないここだけの話」が飛び交いしました。

交流会タイム!

お酒・軽食と共に、セッションの後は懇親会!
少人数だからこそ、密なコミュニケーション、横の繋がりを作っていただくことができました。

共催マッチングコミュニティでは、ウェビナーにおける課題を軸に、毎月Meet upを開催しています。

毎月ご参加いただいた方には、何か特別なプレゼントも・・?

ぜひお気軽にご参加ください! (コミュニティマネージャー:石井)

BtoBリード獲得・ウェビナーでお悩みなら、FanGrowthにご相談ください

今回のウェビナーを主催した「FanGrowth」は、BtoBマーケティングにおける「売上に繋がるウェビナー施策」を支援するサービスです。ウェビナーの企画立案から共催パートナーのマッチング、集客、商談化率の向上まで、2,000社以上のデータにもとづく知見でご支援します。

BtoBマーケティング戦略の立案や共催ウェビナーの立ち上げ、BtoBリード獲得施策の設計でお悩みの方は、ぜひFanGrowthにご相談ください。まずは下記の資料をご覧ください。

2,000社が登録・利用する共催マッチングコミュニティも

共催マッチングコミュニティは登録社数2,000社を突破!コミュニティ会員限定コンテンツもあり。ぜひご登録ください!

記事を書いた人 FanGrowth編集部
記事を書いた人 FanGrowth編集部
マーケティングの基礎知識から、ウェビナーで月間2,000名集客したFanGrowthが培ったノウハウまで、さまざまなお役立ち情報をお届けします!

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