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自社で試して申込数が伸びたBtoBウェビナー集客Tips14選|ハウスリスト・メルマガ・OGP・導線設計

ウェビナーに取り組む企業が増えた近年では、告知を出すだけでは参加者が集まりにくくなりました。何を改善すれば申込数は増えるのか。メルマガを送っているが申込が増えない、何から手をつければいいかわからない、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、BtoBウェビナーの支援を行うFanGrowthがハウスリストの診断からメルマガ、OGP、導線設計まで、自社の集客で試して申込数やリード数が伸びた14のTipsを、実績データとあわせて紹介します。

ウェビナーに取り組む企業が増えた近年では、告知を出すだけでは参加者が集まりにくくなりました。何を改善すれば申込数は増えるのか。メルマガを送っているが申込が増えない、何から手をつければいいかわからない、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、BtoBウェビナーの支援を行うFanGrowthがハウスリストの診断からメルマガ、OGP、導線設計まで、自社の集客で試して申込数やリード数が伸びた14のTipsを、実績データとあわせて紹介します。

なぜウェビナー集客は伸び悩むのか

最近、BtoBウェビナーに取り組むマーケターの方々と話す中で「集客が厳しくなってきた」という声をよく耳にします。そこで、この肌感を確かめるべく実際のデータを見てみました。

FanGrowth上に蓄積された共催マッチングから集客・配信までの実績データを確認したところ、登壇企業1社あたりの集客数は平均値・中央値ともに右肩下がりの傾向が見られます。かつては1社で40〜50名以上を集められた時期もありましたが、直近(2026年4月時点)では大きく落ち込んでいます。

一方で、ウェビナーの開催数そのものは増え続けています。FanGrowthプラットフォーム上での共催マッチング数(他社とウェビナーを共同開催するためのマッチング件数)は2022年から伸び続け、3,000件を超えました。

開催数が増えても、見込み客の総数や彼らがウェビナーに割ける時間は増えません。その結果、1社あたりに集まる参加者の数が分散し、これまで以上に「集客が難しくなっている」のが実情です。

去年と同じように準備しているのに申込が集まらないと、自分たちのやり方が悪くなったのだろうかと考えてしまいますよね。ただ、落ちているのは1社あたりの数字で、ウェビナーの開催そのものは増え続けています。原因を自社の中だけに探すと、打ち手を見誤ってしまうかもしれません。ここから紹介するTipsも、増えた競合の中でどう選ばれるか、という前提で読んでいただけたらと思います。

FanGrowthの運用チーム自身も、ウェビナーの集客には長く悩まされてきました。集客が伸び悩んでいた時期は、情報をかき集めては手当たり次第に施策を試す日々でした。集客メールのサムネイルをGIF画像にして登壇者の表情を笑顔に変えてみたり、メールの件名を極限まで短くしてみたり、逆に伝えたい情報をすべて詰め込んで長くしてみたり……。それでも、1回のメルマガ配信で申し込みがわずか1件、という苦い経験もありました。

こうした泥臭い試行錯誤を重ねる中で、成果につながった施策だけが残りました。中には、申込数を数倍に伸ばした打ち手もあります。

本記事でお伝えすること

ただし、今回お伝えするTipsが効果を発揮するのは、伸び悩みの原因が「集客の導線」にある場合です。「企画テーマの選定」や「LPの改善」まで広げると話が散らかってしまうため、今回はあえて絞り込みました。

いま手元にある企画を、いま保有しているハウスリストへどう届け切り、申込まで繋げるか。メールやフォーム、アーカイブといった「届ける最後の最後」の改善策に集中してお届けします。

14のTipsは以下の流れでまとめています。まずはTip 1・2で自社のリスト状態をチェックした上で、必要な施策から読み進めてみてください。

  • ハウスリスト診断(Tip 1・2)
  • メルマガ(Tip 3〜7)
  • OGP(Tip 8)
  • 導線設計(Tip 9〜14)

ハウスリストを診断する

Tip 1:ハウスリストの健康状態をメール指標で確認する

ウェビナー集客の主力はメールです。FanGrowthでも、ご支援している企業でも、申込の多くはメール経由で集まります。

お客様からよくいただく質問のひとつが、「開封率やクリック率は何%を目指せばよいのか?」というものです。

ハウスリストの規模や業種によって変わりますが、FanGrowthでは開封率の最低ラインを20%、クリック率の目安は1〜2%としてお伝えしています。ただしリストの規模が小さいほど数値は高く出やすく、1万件以下なら3〜5%が目安になります。母数が少ないぶん、関係性の濃い相手の比率が高くなるためです。

ちなみに、FanGrowthのメルマガの実数値は以下のとおりです。

開封率が20%を下回っている場合、コールドリスト(メールを送っても開封・クリックの反応が返ってこなくなった連絡先)が増えている可能性があります。コールドリスト化への対処法は以下の3つです。

  1. 事前架電による関係性の再構築(既存リストの掘り起こし)

    業界レポートや事例集など、相手に役立つコンテンツをあらかじめ用意し、「こんな情報をメールでお送りします」と電話で伝えます。一度やり取りをしておくことで、差出人名に見覚えがある状態になり「あの電話の件か」とメールが開かれやすくなります。一方的な売り込みにならないよう、コンテンツを用意してから電話するのがポイントです。特別な話術は不要なため、FanGrowthでは新入社員の電話練習も兼ねて行っています。

  2. GIVE系コンテンツの配信(既存リストの掘り起こし)

    GIVE系コンテンツとは、読者の課題解決に役立つ情報のことです。フォーム入力や申込を挟まず、クリックするだけで読める記事や視聴できる動画がその代表例です。役立つ情報をシンプルに届け続けることで、開封率やクリック率は少しずつ戻りやすくなります。

  3. 共催ウェビナーの実施(新規リード獲得によるリスト全体の鮮度維持)

    反応しなくなったリストを掘り起こすだけでは、リスト全体の鮮度は戻りません。休眠リストの復活と並行して、新しくアクティブなリードを獲得し続ける必要があります。そこで有効なのが、共催ウェビナーによる新規リード獲得です。共催ウェビナーを活用すれば、自社単独では出会えなかった見込み客にアプローチでき、リストの母数と鮮度を同時に高められます。1社あたりの単独集客がより厳しくなってきている今、リストをアクティブに維持する上でも共催ウェビナーは非常に有効な手法です。

  • 👉 Check!  GIVE系コンテンツの活用Tips

GIVE系コンテンツの配信データはウェビナーの企画テーマ選定にも使えます。開封率やクリック率、商談化率が高かったテーマを次のウェビナー企画に反映することで、読者の反応に基づいた再現性の高いテーマ選定が可能になります。

Tip 2:ハウスリストにターゲット企業がどれだけ入っているかを確かめる

Tip 1で見たのはメールへの反応でした。Tip 2で確認するのは、ハウスリストの中身です。

ハウスリストの件数が多くても、その中にターゲットとする業種・職種の企業が少なければ、メールをどれだけ改善しても集客数には限界があります。確認したいのは、ハウスリストのうち、「ターゲット条件に当てはまる企業がどれくらいの割合を占めているか」です。

これはFanGrowth自身がメルマガでの集客が伸び悩んだときに見落としていたポイントです。当時は順調にリスト件数が増えていたため、「ターゲット企業にも十分届いているはず」と思い込んでいました。しかし、いざ中身を精査してみるとターゲット企業の割合は思っていたよりも低く、メルマガの文面を改善する前に、まず「ターゲットの新規獲得」から手をつける必要がありました。

では、自社のハウスリストにターゲット企業がどれくらい含まれているかは、どう確かめればよいのでしょうか。確認する際は、以下の2つのポイントを押さえるのがおすすめです。

  • 分母を「有効リスト数」に絞る

    オプトアウト済み(配信停止)の連絡先や退職者を除いたリスト数を分母にします。名目上の総件数を分母にすると、実際にメールが届く相手の中での正確なターゲット比率が見えなくなります。

  • AIを活用して業種・職種を判定する

    SFAに登録された業種・職種を目視で1件ずつ確認するのは現実的ではありません。リストから業種・職種の一覧を書き出し、AIにターゲット条件との合致率を判定させれば、精査の手間を大幅に削減できます。

もし精査してみてターゲット比率が低かった場合は、Tip 1でも触れた共催ウェビナーなどを活用して「ターゲット層の新規獲得」を優先しましょう。FanGrowthでも共催ウェビナーを愚直に継続したことで、広告費をかけずにハウスリストを1,000件(2022年5月)から19,200件(2023年11月)まで拡大させた実績があります。

ここまでが「ハウスリストの診断(Tip 1・2)」です。メールの開封率が20%以上あり、ターゲット企業も十分含まれていることが確認できたら、Tip 3以降のメルマガ改善に進んでください。

集客がうまくいかないとき、手軽に始められて成果を実感しやすいのはメルマガ文面の改善ですよね。ただ、実は文面以上に成果へのインパクトが大きいのが「リストの状態」です。これまでリストの精査や分類は骨の折れる作業でしたが、AIを活用すれば効率的にチェックできるようになりました。文面のブラッシュアップを進めつつ、ぜひリストの定期診断もセットで試してみてください!

メルマガの集客力を最大化する

ハウスリストの診断が終わったら、Tip 3〜7では、メルマガ自体の具体的な改善ポイントを取り上げます。

Tip 3:送付タイミングを最適化する

FanGrowthの配信データで特に開封率が高かったのは、通勤時間帯(7〜9時)と11時台でした。前者は通勤中にスマホでメールをチェックする人が多いこと、後者は午前中の業務が一巡してメールを整理するタイミングと重なることが理由だと考えています。

ただし、最適な時間帯はターゲットの業種や読者層によって異なります。ある程度データが溜まってきたら自社の傾向を確認し、配信時間を調整してみてください。

また、送付タイミングは時間帯だけではありません。「開催日からの日数」も集客に大きく影響します。特に「開催前日」と「当日」は、締め切り直前に申し込みを決める読者が多いため、最も集客が伸びやすいタイミングです。

直前になって慌てて準備を始めると、文面のクオリティが下がったり配信タイミングを逃したりしやすくなります。前日・当日用のコンテンツは、数日前までにしっかり用意しておきましょう。

Tip 4:1つのウェビナーの集客で訴求軸を変える

Tip 3で配信タイミングを整理できたら、Tip 4では「送る内容」に目を向けましょう。

1つのウェビナーを集客する際、開催の4週間前から当日まで複数回メルマガを配信するのが一般的です。ただ、毎回同じ文面や切り口を繰り返していると、読者に飽きられてしまい開封率はどんどん下がってしまいます。

そこで意識したいのが、配信するタイミングに合わせて訴求軸(誰の、どんな課題に対して、何を送るのか)を変えることです。切り口を変化させることで、異なる悩みやニーズを持った読者へ的確にアプローチできるようになります。

タイミング

訴求軸の例

4週前

ウェビナーのコンセプト・開催背景

2〜3週前

資料チラ見せ・担当者向け課題訴求

前日

「明日開催」「開催まで残り1日」などタイムリミットの明示

当日

前日の反応が高かった訴求軸を再利用

4週前:まずは存在を広く知ってもらう この時期は、ウェビナーの存在を認知してもらうフェーズです。企画のコンセプトや開催背景を伝えることで、まだ具体的に参加を検討していない層にも「こんなウェビナーがあるんだな」と知ってもらいましょう。

2〜3週前:具体的イメージで参加意欲を高める おすすめなのが「資料のチラ見せ」です。当日に使うスライドの一部を画像で見せることで、「どんな話が聞けるのか」がイメージしやすくなり、申し込みの後押しになります。あわせて「こんなお悩みはありませんか?」とターゲットの課題を直接訴求するアプローチも効果的です。

前日:タイムリミットを伝えて背中を押す Tip 3でも触れた通り、直前は駆け込み申し込みが最も増えるタイミングです。「明日開催」「開催まであと1日」と期限をはっきり伝えることで、参加を迷っていた方の背中をしっかり押してあげましょう。

当日:未申込者に限定してピンポイント配信 当日は、まだ申し込んでいない読者だけに絞ってメルマガを送ります(申込済みの方へ重複して届くのを防ぐためです)。文面には前日の配信で一番反応が良かったタイトルや切り口をそのまま活用すればOKです。ゼロから考える手間もかかりません。

Tip 5:件名は冒頭15文字に言いたいことを込める

いくら素敵な訴求軸が決まっても、件名を見て開封してもらえなければ読者には届きません。

ここで最も意識したいのが、冒頭15文字の中に読者が得られる成果や解決できる課題を置くことです。

メールの受信箱に件名が並んだとき、読者が開封するかどうかを判断するのはほんの一瞬です。特にスマホのメールアプリでは件名の後半がカットされてしまうことも多いため、後ろに重要な言葉を置いても読まれません。つまり、開封率は「最初の15文字」にかかっていると言っても過言ではないのです。

では、なぜ「15文字」なのでしょうか? 実はこれにはちゃんとした理由があります。
参考にしているのは、Yahoo!ニュース トピックス(ヤフトピ)の基準です。ヤフトピではユーザーテストに基づき、見出しの最大文字数を「15.5文字」と定めています(出典:
Yahoo!ニュース「ヤフトピ見出しの文字数について」)。ニュースの見出しとメールの件名は媒体が違いますが、「一覧に並んだ情報の中から一瞬で読むかどうかを選ばれる」という条件は同じです。

同じテーマの場合でも、語順を入れ替えて冒頭に持ってくる言葉を変えるだけで、受け取る印象は大きく変わります。

テーマ

冒頭が勿体無い例

冒頭に成果や価値訴求を置いた例

ウェビナー集客の改善

【ウェビナー集客】申込数を増やすための施策を徹底解説

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リスト活用

マーケ担当者向け!ハウスリストを活かす集客の全手順

ハウスリストで申込数を増やす方法

展示会後フォロー

展示会後のフォロー施策をご紹介します

展示会名刺から商談を生む3つの手順

メールを送る前に「最初の15文字だけでメリットが伝わるかな?」と一度確認してみてくださいね。文章をゼロから書き直す必要はなく、語順を入れ替えるだけで今すぐ試せる手軽な工夫です。ぜひ次の配信から取り入れてみてください!

Tip 6:AIが生成したタイトルはそのまま使わず「添削」する

AIはタイトルのアイデア(叩き台)を数多く量産するのにとても便利です。ただし、生成されたものをそのまま使うと、抽象的な一般論や少し大げさな表現が混ざりやすく、読者の開封や申し込みにつながりにくい傾向があります。

そこで活用したいのが、以下の「4ステップの添削法」です。ステップ1で現状を確認し、不十分な場合はステップ2〜4で修正していきましょう。

① 冒頭15文字だけを読む(確認ステップ) まずは件名の最初の15文字だけを切り出し、それだけで読者が得られる成果や解決できる課題が伝わるかチェックします。AI生成に限らず、すべての件名で使える万能な確認方法です。もし伝わらなければ、以下の②〜④で調整します。

② NG要素を冒頭から外す 以下の要素が冒頭にあると、大事な文字数を無駄にしてしまいます。削除するか、後方に移動させましょう。

  • 自社名・サービス名(認知がない読者には価値が伝わりづらい)
  • 【】などの装飾記号(貴重な文字数を消費してしまう)
  • 「必見」「大公開」「完全解説」などの煽り語(かえって売り込み感が出て信頼性を下げる)

③ 成果・課題解決を冒頭に移動する タイトルの後半に隠れがちな「〇〇できる」「〇〇倍を実現した」などの成果を示す言葉を、思い切って先頭に持ってきます。

④ 抽象表現を具体化する 「売上に繋がる」「成果が出る」といったイメージしにくい表現は、「問い合わせが増える」「申込数が3倍になった」のように、読者が具体的に変化を思い浮かべられる言葉に書き換えます。

【ビフォーアフター】AI生成タイトルの添削例

AIが生成した件名の例

添削ポイント

添削後のタイトル

【FanGrowth主催】売上に繋がるウェビナー集客の秘訣を大公開

冒頭の【FanGrowth主催】で14文字を消費・「売上に繋がる」が抽象的・「大公開」は煽り

申込数3倍を実現した集客術

マーケティング担当者必見!リスト活用で参加者を増やす方法

「マーケティング担当者必見!」が冒頭を占有・成果が後回しになっている

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Tip 7:本文の構成を型化する

件名で開封してもらった後、確実に申し込み(コンバージョン)へつなげるには本文の構成を型化しておくことが大切です。

FanGrowthでは、集客メルマガの本文を上から順に以下の構成で作成しています。

  1. メインの集客バナー画像
  2. 「こんな話をします」(セッション概要)
  3. 「こんな方におすすめ」(対象読者)
  4. 申込ボタン + マイクロコピー
  5. 本文下部のサブ集客バナー画像

①「概要」と「対象読者」を明示する 「どんな話が聞けるのか」「自分向けの内容なのか」が、本文をじっくり読み進めなくても一目で伝わるようにします。これらを明確に記載するだけで読者が自分ごと化しやすくなり、申し込みのハードルが下がります。

②「マイクロコピー」で最後の背中を押す 構成の4番目にある申込ボタンのすぐ近くに置くのが「マイクロコピー」です。たとえば「申し込み後のキャンセルはいつでも可能」「アーカイブ配信もあります」といった、参加を迷う読者の不安を和らげる短い一言を添えます。この一言があるかないかで結果は大きく変わります。FanGrowthでマイクロコピーの有無によるA/Bテストを行ったところ、なんと申込数に6.6倍もの差が生じました。

③ バナー画像は「上部」と「下部」の両方に置く バナー画像は置く場所によって効果が変わります。冒頭のメインバナーだけでなく、本文を読み終えた一番下にもサブバナーを配置しましょう。本文を読んで関心が高まった読者に「再度の申込機会」をつくることで、クリックの取りこぼしを防ぐことができます。

④ カンファレンス形式では「個別セッションバナー」も活用する 1日に複数のセッションを並べて開催するカンファレンス形式のウェビナーでは、全体バナーに加えて各セッションのバナー画像も入れておきます。「イベント全体というより、この特定のセッションに興味がある」という読者の取りこぼしを防ぐのに効果的です。

今回ご紹介した構成の型はHTMLメールを前提としていますが、業種によっては今もテキストメール(プレーンテキスト)が主流という場合も多いですよね。実は、テキストメールでも「登壇者の熱いメッセージを入れる」「送信元を登壇者本人にして当日話す内容を語る」といった工夫で、一気に集客を伸ばした事例も増えています。HTMLメールをご利用中の方もテキストメールが中心の方も、自社に合った形でぜひ試してみてくださいね。

OGPで申込率を引き上げる

Tip 7まではメルマガの「中身」に関する改善ポイントをお伝えしてきました。最後のTip 8で扱うのは、メルマガ本文やSNSでURLを告知した際に、読者が一番最初に目にする「OGP(サムネイル画像やタイトル)」です。

Tip 8:OGPは抽象的なコピーから「実績数値」と「成果」に変える

ウェビナーのURLを掲載すると、リンクと一緒にOGP(URLをシェアしたときに表示されるアイキャッチ画像やタイトル)が表示されます。読者はまずこのOGPを一目見て、リンクをクリックするかどうかを瞬時に判断しています。

FanGrowthでこのOGPのキャッチコピーを「抽象的な表現」から「実績数値と具体的な成果」へ変更したところ、変更前と比べて申込数が最大3倍にまで跳ね上がりました。

区分

キャッチコピーの例

なぜ効果が違うのか?

NG

売上に繋がるウェビナー集客術

「繋がる」までの道筋が見えず、参加して自分がどう変わるのかが伝わらない

OK

問い合わせが増えるウェビナー集客術|申込数3倍の改善事例

得られる成果(問い合わせ増)と数値根拠(3倍)が一目でイメージできる

「参加するとどんな成果が得られるのか」「それを裏付ける数値はあるか」をOGP上で明確に示すだけで、クリック率やその後の申込率は大きく変わります。

OGP画像って、一度作成するとそのまま使い回してしまいがちですよね。毎回ゼロから作るものでもないため、見直しの優先順位が下がってしまうお気持ちもすごくよく分かります。ですが、OGPは読者が一番最初に目にする大切なアイキャッチです。まずは次回告知するウェビナーの1本だけでも、コピーをひとつ書き換えるところから試してみてくださいね。

導線設計で集客の取りこぼしをなくす

Tip 3からTip 8までは「メルマガやOGPでどう伝えるか」を取り上げてきました。Tip 9からは、申込フォームやアーカイブ配信といった「導線(動線)そのものの見直し」によって集客の取りこぼしを防ぐ手法を解説します。

Tip 9:申込フォームに複数日程を設定する

同じ内容のウェビナーでも、申込フォーム上で複数の配信日程を選べるようにしておきましょう。

たとえば「平日午前」と「平日夕方」の2パターンを用意しておけば、どちらかの都合が悪い読者でも参加できるようになります。また、ライブ配信の日程に加えて、後述するアーカイブ配信の日程を選択肢に入れるのも非常に効果的です。

「内容は気になるけれど、その日は予定が合わない…」という理由での離脱を最小限に抑えられます。

Tip 10:アーカイブ配信を活用する

FanGrowthの取り組みの中で、最も明確にリード数が増加した施策がこのアーカイブ配信の活用です。

ここでのアーカイブ配信とは、「ライブ配信の録画動画を、後日の指定日時に配信する仕組み」を指します。ライブ告知と同時にアーカイブ配信の日程も公開し、ライブ当日からアーカイブ配信日までの全期間を集客期間として活用します。

ライブ配信のみで獲得したリード数を100%とした場合、アーカイブ配信を加えた合計のリード獲得効率は5つのイベント平均で176.0%に達しました。ライブ録画をそのまま再利用するため、企画をゼロから作り直すことなく成果を上乗せできています。

ウェビナー施策

ライブ配信

アーカイブ配信(上乗せ)

リード獲得効率

A:事例ウェビナー企画・運営の方法

33名

+28名

184.8%

B:BtoBマーケティング年間計画のつくりかた

57名

+47名

182.5%

C:BtoBマーケティング年間計画のつくりかた(2026年版)

94名

+74名

178.7%

D:ハウスリスト活用×動画・生成AI

30名

+23名

176.7%

E:顧客解像度とウェビナーコンテンツ戦略

28名

+12名

142.9%

全5イベント合計

242名

+184名

176.0%

アーカイブ配信は配信して終了ではなく、次回ウェビナーへの動線も用意しておきましょう(具体的な手法はTip 12で解説します)。

Tip 11:集客時に「見逃し配信あり」を明示する

Tip 10のアーカイブ配信が「別日程を用意する施策」だったのに対し、見逃し配信は「開催直後の受け皿」です。FanGrowthでは配信終了後1週間を視聴期間とし、期間内ならいつでも見られるように設定しています。

集客メールやOGP、SNS投稿に「見逃し配信あり」と明記しておくだけで、「当日の予定が急に入るかもしれない」と躊躇している読者の申込ハードルを大きく下げることができます。

実際、FanGrowthの4イベントではライブ視聴者(154名)とは別に、見逃し配信だけで18名が視聴しました。ライブ視聴者を基準にすると、平均11.7%の視聴者数を上乗せできた計算になります。

ウェビナー

ライブ視聴者

見逃し配信のみ視聴

上乗せ率

W1:2026年〜年間計画

70名

5名

+7.1%

W2:〜年間計画

44名

6名

+13.6%

W3:商談獲得率26.32%〜

19名

4名

+21.1%

W4:顧客解像度が9割〜

21名

3名

+14.3%

全4イベント合計

154名

18名

+11.7%

「当日忙しい方でも安心してお申し込みいただけます」といった一言を集客メールの冒頭やボタン付近に添えるだけでも効果が出ます。

Tip 12:アンケート回答者を次回ウェビナーへ誘導する

ウェビナー終了後のアンケートは、次回集客に向けた強力な動線になります。FanGrowthの実績では、アンケート回答者の40〜50%が次回ウェビナーへそのまま申し込んでいます

参加直後は、そのテーマに対する関心や学習意欲が最も高まっているタイミングです。次回開催の予定があれば、アンケート内で間髪入れずに案内を出しましょう。

  • 設問の工夫:アンケート内に「次回開催のご案内を受け取りますか?」という設問を置くだけで、優先的に案内すべき熱量の高い読者を抽出できます。
  • ライブ開催がない期間:次回ライブ配信の予定がない時期は、アーカイブ配信へ誘導することで常に接点を維持できます。

Tip 13:「間口の広いテーマ」で集め、「サービス検討に繋がるテーマ」へ送客する

まずは「間口の広いテーマ」で幅広く参加者を集め、その後に自社製品・サービスへの関心が高まりやすい「サービス検討に繋がるテーマ」へ誘導する二段構えの設計です。

  • 間口の広いテーマ(集客向け):業界動向や他社事例など、自社製品をまだ知らない層でも気軽に参加できるテーマ
  • サービス検討に繋がるテーマ(商談化向け):課題解決のアプローチや具体的な導入事例など、検討段階に入った層向けのテーマ

ウェビナーの役割を明確に分けることで、より多くのリードをスムーズに商談フェーズへと引き上げられます。FanGrowthでは、間口の広い企画からサービス検討に繋がる企画への誘導により、1回の企画から22名を次の企画へ送客することに成功しました。

Tip 14:申込フォームにニーズヒアリング設問を入れる

申込フォームに「現在お困りのこと」や「導入を検討しているツール」などの設問を用意します。申込者自身が課題を言語化してくれる貴重な機会であり、ここで得た情報は様々な場面で活用できます。

主な活用場面

  1. 未視聴者への個別フォロー:申込後に参加しなかった方に対し、入力されたニーズ情報をもとにピンポイントなアプローチができます。
  2. 次回企画のヒント獲得:「どんな悩みの人が集まっているか」のデータを蓄積することで、次回提案するテーマの精度が向上します。

申し込みの瞬間は相手の熱量が高いため、あれもこれも聞いてみたくなりますよね。ただ、設問が増えるほど離脱率が上がり、肝心の申込数が下がってしまうリスクもあります。まずは「任意回答で1〜2問程度」からスモールスタートしてみるのがおすすめです!

おわりに:自社の状況に合わせて、できるところから

ここまで、リストの診断からメルマガ文面、導線設計に至るまで14のTipをお伝えしてきました。一度にすべてを実践する必要はありませんので、まずは自社のボトルネックに合わせて、試しやすいところから着手してみてください。

どこから着手すべき?(優先順位の考え方)

  • メールの開封率が「20%未満」の場合 まずは Tip 1・2(ハウスリスト診断) から取り組むのがおすすめです。どれだけ文面を工夫しても、そもそもターゲットに届いていなければ効果が出にくいためです。
  • メールの開封率が「20%以上」ある場合 成果につながりやすい Tip 10(アーカイブ配信) が効果的です。ライブ配信の録画を活用するだけで、FanGrowthの実績でもリード獲得効率が平均176%まで向上しています。
  • 今すぐ試したい場合 Tip 5・6(件名の冒頭15文字改善・添削)Tip 8(OGPのコピー変更) が適しています。既存のテキストを少し書き換えるだけで済むため、次回の配信からすぐに実践できます。

📋 ウェビナー集客 改善チェックリスト

日々の運用や定期的な見直しの際、自社の取り組み状況の整理にお役立てください。

【ステップ1】ハウスリストの診断(Tip 1・2)

  • □ メール開封率は20〜25%を維持できているか(最低ラインは20%)
  • □ メールクリック率を把握できているか(目安:リスト小規模なら3〜5%、大規模なら1〜2%)
  • □ オプトアウト・退職者を除いた「有効リスト数」を正確に把握しているか
  • □ 有効リストのうち「ターゲット条件」に合致する企業の割合を把握しているか
  • □ お役立ち資料(GIVE系コンテンツ)の反応データを次回のテーマ選定に活かしているか

【ステップ2】メルマガ文面・構成の改善(Tip 3〜7)

  • □ 送付タイミングを最適化(例:通勤時間帯や11時台など)しているか
  • □ 「開催前日・当日用」のメルマガコンテンツを事前に準備できているか
  • □ 配信するタイミングに合わせて「訴求軸(切り口)」を変えているか
  • □ 件名の「冒頭15文字」に、読者が得られる成果や解決できる課題を置いているか
  • □ AI生成のタイトルをそのまま使わず、NGワード削除や具体化の添削をしているか
  • □ 本文に「こんな話をします(概要)」「こんな方におすすめ(対象)」を入れているか
  • □ 申込ボタンのすぐ近くに、迷いを取り除く「マイクロコピー」を添えているか
  • □ メインバナーだけでなく、本文下部にも「サブバナー」を配置しているか

【ステップ3】OGP(アイキャッチ)の見直し(Tip 8)

  • □ OGPのキャッチコピーが抽象的になっていないか
  • □ 参加して得られる「具体的な成果」や「実績数値」がOGPに入っているか

【ステップ4】導線設計と取りこぼし防止(Tip 9〜14)

  • □ 申込フォームに「複数日程(ライブ・アーカイブ等)」の選択肢を用意しているか
  • □ 開催後の受け皿として「見逃し配信」を用意し、集客時に明示しているか
  • □ アーカイブ配信を、単なる録画提供ではなく「次回集客の動線」として活用しているか
  • □ 終了後アンケートに「次回ウェビナーへの案内希望」の設問を入れているか
  • □ 「間口の広いテーマ(集客)」から「サービス検討に繋がるテーマ(商談化)」へ誘導できているか
  • □ 申込フォームに、無理のない範囲で「ニーズヒアリング設問」を入れているか

「自社のウェビナー集客やリスト活用をさらに効率化したい」「FanGrowthで何ができるのかサクッと知りたい」という方は、ぜひ『3分でわかるFanGrowth資料』をご覧ください。集客の課題を解決するヒントやご支援内容を、短時間で手軽にご確認いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q1. ウェビナーのメルマガ配信に最適なタイミングはいつですか?

ウェビナー集客のメルマガ配信は、通勤時間帯である「7〜9時」と午前中の業務が一巡する「11時台」、さらに「開催前日」と「当日」のタイミングで行うのが最も効果的です。通勤時間帯はスマートフォンでのメール確認が多く、11時台は仕事の合間に受信箱を整理する読者が多いため、開封率が高まる傾向にあります。また、開催直前は締め切り効果によって駆け込みでの申し込みが最も伸びる時期です。直前配信のクオリティ低下を防ぐため、前日・当日用のメルマガ文面は開催の数日前までに準備しておくことが推奨されます。

Q2. ハウスリストの休眠(コールドリスト)を活性化させる方法はありますか?

ハウスリスト内の休眠リストを活性化させるには、既存リストの掘り起こしと新規リードの追加を並行して行うことが重要です。具体的な手立てとして、まず役立つ資料の配信予告を兼ねて事前架電を行い、認知を再構築する方法があります。次に、フォーム入力を求めない「GIVE系コンテンツ(記事や動画)」を継続的に届け、読者の関心を少しずつ取り戻します。さらに、自社単独では出会えない層にアプローチできる「共催ウェビナー」を実施し、新しいアクティブなリードを獲得してリスト全体の鮮度と母数を維持していきます。

Q3. OGP(アイキャッチ画像)を改善して申込数を増やすコツは?

ウェビナーのOGPを改善して申込数を増やすには、「参加によって得られる具体的な成果」と「実績数値」を明確に示すことがポイントです。受信箱やSNS上で一瞬で判断されるOGPにおいて、「売上に繋がる」といった抽象的な表現では読者の参加意図を引き出せません。「問い合わせが増える」といった具体的なメリットと、「申込数3倍(FanGrowth実績)」のような数値根拠を盛り込むことで、クリック率や申込率は大きく改善します。画像内のコピーを1つ差し替えるだけでも成果が期待できます。

Q4. アーカイブ配信はウェビナー集客にどのくらい効果がありますか?

アーカイブ配信はウェビナー集客において極めて高い成果を発揮します。FanGrowthでの検証(5イベント)では、ライブ配信のみを実施した場合と比較して、リード獲得効率が平均176.0%まで向上しました。ライブ配信の録画動画を指定日時に再配信する仕組みを整えることで、「参加したいが当日の都合が合わない」という層を無理なく獲得できます。新たな企画をゼロから作成するコストをかけずに、獲得リード数を上乗せできる非常に効率の良い施策です。

Q5. 集客はできているのに「商談」につながりません。どこを見直すべきですか?

集客数が確保できているにもかかわらず商談化につながらない場合は、企画の役割を「集客向け」と「商談化向け」の2段階に切り分けることが有効です。業界動向などの「間口の広いテーマ」は参加者が集まりやすい一方で、自社サービスの検討には直接つながりにくい傾向があります。そのため、課題解決策や導入事例を扱う「サービス検討に繋がるテーマ」を別途用意し、集客向け企画の参加者をスムーズに送客する動線設計が必要です。併せて申込フォームでニーズを把握しておくと、ターゲット精度の向上にも役立ちます。

Q6. メルマガの件名(タイトル)を効果的に改善するステップは?

メルマガ件名を効果的に改善するには、件名冒頭の15文字に着目した「4ステップ添削法」を実践することが推奨されます。ステップ1として、スマホ画面等で切られずに表示される「冒頭15文字」だけを読み、読者のメリットが伝わるか確認します。次にステップ2で、自社名や【】などの装飾記号、売り込み感の出る煽り語を冒頭から削除・移動します。ステップ3で成果や課題解決の言葉を先頭へ配置し、ステップ4で抽象的な表現を具体的な言葉に置き換えます。AI生成タイトルもこの手順で添削することで、開封率の向上が狙えます。

Q7. 集客時に「見逃し配信あり」と明示するメリットは何ですか?

集客時に「見逃し配信あり」と明記することで、「当日の予定が読めない」「途中離脱するかもしれない」という読者の参加ハードルを下げ、申込時の離脱を未然に防ぐことができます。FanGrowthの4イベントでの実証データでは、ライブ視聴者154名に対し、見逃し配信のみでの視聴者が18名発生し、視聴者数を平均11.7%上乗せすることに成功しました。集客メールや申込ページの目立つ位置に「当日参加できなくても安心」といった一言を添えるだけで、即座に効果が得られる施策です。

Q8. 申込フォームの離脱を防ぎ、集客を最大化するための工夫は?

申込フォームの設計で集客数を最大化するには、「選択肢の複数化」と「適度なヒアリング」の2点が重要です。まず、ライブ参加やアーカイブ視聴など複数の日程や受講形式を用意することで、「都合が合わない」という理由での離脱を防ぎます。次に、入力の負担にならないよう任意回答で「現在のお悩み」などのニーズヒアリング設問を1〜2問設けます。これにより、当日未参加者への個別フォローや、次回配信するメルマガ・OGPの訴求精度を高める貴重な一次情報を獲得できます。

記事を書いた人 FanGrowth編集部
記事を書いた人 FanGrowth編集部
マーケティングの基礎知識から、ウェビナーで月間2,000名集客したFanGrowthが培ったノウハウまで、さまざまなお役立ち情報をお届けします!

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