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【2026年版】ウェビナーツールおすすめ9選|目的別に比較!失敗しない選び方を徹底解説

BtoBマーケティングの施策として、オンラインでセミナーを開く「ウェビナー」に取り組む企業が増えています。開催が決まり、さっそくウェビナーツールを探し始めた方も多いのではないでしょうか。

ウェビナーツールとは、申込みフォームから視聴者管理、メール案内、アンケート、終了後のフォローまでをまとめて管理できるツールです。ただ、製品ごとにできることの範囲は違います。どれが自社に合うかは、月に何本開催するか、それを何名で回すかによって変わってきます。

そこで今回は、9製品を比較・整理しました。ウェビナーツールでできること、目的別に必要な機能、失敗しない選び方を、比較表と選定チェックリストにまとめています。

ウェビナーツールとは?

ウェビナーツールを使うと、集客から申込の受付、当日の配信、視聴ログの取得、開催後の効果測定までが、一つの管理画面で完結します。ZoomやMicrosoft Teamsでできるのは、このうち配信だけです。

もちろん、ウェビナーを開くだけならWeb会議ツールでもできます。ただ、BtoBのリード獲得を目的にウェビナーを続けていくなら、ウェビナーツールを使ったほうが進めやすくなります。

ZoomやTeamsではウェビナーは開催できない?

よくウェビナーツールとして、ZoomやTeamsなどに代表されるWeb会議ツールが挙がることがあります。開催すること自体は可能です。

ただ、Web会議ツールは全員が発言する双方向の場を前提としています。一方でウェビナーツールは、主催者が配信し参加者が視聴する構造を前提に、申込者情報の取得とリード管理を標準機能として備えています。

違いがはっきり出るのは、開催が終わったあとです。Web会議ツールでURLを配って開催すると、手元に残るのは参加者の名前とメールアドレスだけになります。どの会社の誰なのかが分からないため、営業に渡せるリストになりません。

そこで申込フォームを別のサービスで用意することになりますが、今度は申込者の名簿と当日の参加者リストが別々の場所にできます。この2つをメールアドレスで照合し、参加者と欠席者に仕分けてから営業へ渡す。開催のたびに、この作業が発生します。

ウェビナーツールなら、申込フォームと視聴ログが最初から同じ画面に並びます。照合の作業そのものがなくなります。

Web会議ツール

ウェビナーツール

想定する形

全員が発言する双方向

主催者が配信・参加者が視聴

申込フォーム

標準機能になし

あり

申込者データ

取得しにくい

属性つきで取得

メール配信

なし

あり

オンデマンド配信

録画の共有まで

期間指定で公開

CRM・MA連携

限定的

あり

代表例

Zoomミーティング、Microsoft Teams、Google Meet

FanGrowth、Cocripo、ネクプロ

ウェビナーツールでできること

ウェビナーツールの主な機能について、開催前・開催中・開催後に分けて見ていきましょう。

開催前に使うのは、集客の機能です。申込フォームを作成してLPに埋め込み、申込者へメールを配信します。リマインドメールを複数回に分けて自動送信できる製品もあります。

開催中に使うのは、配信の機能です。ライブ配信のほか、収録済みの動画を指定日時に流す疑似ライブ配信に対応する製品もあります。参加者はライブと同じ体験をしながら、主催者は当日のオペレーションから解放されます。

開催後に使うのは、再配信と効果測定の機能です。オンデマンド配信とは、収録済みの動画を一定期間公開し続け、参加者が任意のタイミングで視聴できる配信形式です。申し込んだものの参加できなかった人に向けた見逃し配信も、ここに含まれます。

効果測定では、誰がどこまで視聴したかのログを取得します。視聴完了率や離脱ポイントが分かると、次回の企画やインサイドセールスの優先順位づけに使えます。

どんなときにウェビナーツールが必要になるのか

ウェビナー運営は、配信そのものだけでなく、事前準備や事後フォローといった周辺業務にも大きな工数がかかります。この工数が手作業で回りきらなくなったときが、ウェビナーツールを検討するタイミングです。

では、具体的にはどんな場面なのでしょうか。3つに分けて見ていきましょう。

月3本を超えて開催するとき

月1回程度であれば手作業でも回ります。ただ、月3回を超えると、申込データの管理とメール配信に時間を取られて、企画に手が回らなくなります。

Zoomミーティングで開催する場合、配信以外の業務がすべて手作業として残ります。申込フォームの用意、申込者リストの集計、視聴URLの個別送付、リマインドメールの作成と送信、開催後のアンケート回収、視聴者データと申込データの突き合わせです。

集客メールは、1本のウェビナーで何度も送ることになります。開催の告知、申込者へのリマインド、直前の視聴URL再送、開催後のお礼と資料送付です。

ウェビナー1本あたりの運営工数は20〜40時間、月に複数本開催するとなると、その分だけ積み上がっていきます。担当者が1〜2名の体制なら、機能の網羅性よりも「その2名で月に何本回せるか」が判断の基準になります。

共催ウェビナーを始めるとき

共催ウェビナーとは、複数の企業が共同で1本のウェビナーを開催し、各社のハウスリストに相互に共有することで、1社では届かない層にリーチする開催形式です。自社のハウスリストが少なくても、しっかり集客していくことで、共催ウェビナーによって安定したリード獲得が見込めます。

共催ウェビナーを開催するには、1社で開催するときには発生しない共催先との調整が加わります。具体的には、企画内容の合意形成、登壇資料や告知素材の回収、各社のメルマガ配信スケジュールの調整、そして開催後のリード共有です。この調整の工数は、共催する企業が増えるほど大きくなります。

共催は「集客が楽になる」と思われがちですが、実際は各社がちゃんと集客して初めて成立します。届く層が広がる一方で、調整の手間は確実に増えるんですよね。参加企業が4社を超えたあたりから、スプレッドシートとメールでの管理はかなりしんどくなります。共催を続けるなら、この調整をツール側で巻き取れるかどうかは大きな判断ポイントだと思います。

CRM・MAで商談化を追うとき

商談化につながるフォローのポイントは、初動の早さです。

展示会などの施策でも同じことが言われますが、フォローコールは鉄が熱いうちに打つ必要があります。ウェビナーも、配信終了の直後がもっとも電話のつながりやすいタイミングです。

ここでCRM(顧客管理システム)やMA(マーケティングオートメーション)との連携をCSVの手動インポート運用にしていると、インサイドセールスのフォローもお礼メールも、その場では動かせません。翌営業日までのフォロースピードが商談化率を左右するため、この遅れは小さくありません。

フォローが当日中に動けるかどうかで結果が変わる、というお話はよく伺います。配信が終わってから名簿を書き出して、インポートして……とやっているうちに、参加者の関心がいちばん高いタイミングを逃してしまうんですよね。

もう一つのポイントが、視聴データの粒度です。参加者一覧だけでは「誰に優先して架電すべきか」が判断できません。定点で追うべきなのは申込数・参加率・アンケート回収率・商談化率の4つで、これらを開催ごとに自動で集計できるかが分かれ目になります。

ウェビナーツールの選び方|5つの比較ポイント

同じウェビナーでも、目的によって必要な機能は変わります。リード獲得なら申込フォームの作りやすさと集客の手段、商談創出なら視聴ログの粒度とCRM・MA連携、顧客育成ならオンデマンド配信とアーカイブの管理が中心になります。目的を1つに決めたうえで、次の5点で比べます。

比較ポイント

確認すること

配信・視聴機能

同時接続数の上限、オンデマンド配信、疑似ライブ

集客・申込機能

フォームの項目設計、LPへの埋め込み、セグメント配信

データ連携・AI機能

連携方式(API/Zapier/CSV)、AIによる企画作成・要約

分析・効果測定

視聴完了率、離脱ポイント、アンケート・投票

セキュリティ・サポート

通信の暗号化、IP制限、初回開催までの支援

① 配信・視聴機能

配信品質で確認すべきは、同時接続数の上限とプランの余裕です。同一製品でもプランによって上限が変わり、媒体によっては「拠点数」で表記されているため、比較表の数字をそのまま信じると齟齬が生まれます。定員ギリギリのプランは当日のトラブルにつながるため、上限に近い運用は避けるほうが安全です。

あわせて見ておきたいのがオンデマンド配信です。申し込んだものの当日参加できなかった人に見逃し配信を用意すると、同じ企画で獲得できるリードが増えます。公開期間を指定できるか、収録済み動画を指定日時に流す疑似ライブに対応しているかを確認します。

② 集客・申込機能

申込フォームは、取得する項目の設計自由度と、自社LPへ埋め込めるかを確認します。フォームを外部サービスに置くと申込データと視聴データが分断され、突き合わせの手作業が発生します。

メール配信では、申込者をセグメントに分けて送れるかが分かれ目になります。全員に同じ内容を送るだけなら既存のメール配信ツールでも足りますが、参加者と未参加者に別の内容を送りたい場合はウェビナーツール側で完結する方が速いです。開封データが取れると、次回の件名の改善にも使えます。

③ データ連携・AI機能

CRM・MA連携で確認したいのは、対応ツール名と連携方式です。API連携なら申込と視聴のデータが自動で反映されます。CSVの手動アップロードだと担当者の作業が挟まり、フォローが翌営業日以降にずれ込みます。商談化を追うなら、この反映までの時間が判断材料になります。

AI機能は、企画作成と開催後の二次利用の2箇所で効きます。企画側では過去データをもとにタイトルや概要の素案を生成する機能、二次利用側では録画データの文字起こし・要約・レポート生成が該当します。開催本数を増やしたい局面では、この2箇所が工数のボトルネックになりやすい部分です。

④ 分析・効果測定

視聴ログでは、「誰が・いつ視聴したか」に加えて、「どこで離脱したか」まで見ておきましょう。離脱ポイントが分かると、企画の構成のどこで関心が切れているかが特定できます。参加者一覧しか出ない製品では、インサイドセールスの優先順位づけができません。

開催中の投票やQ&Aは、参加者の離脱を防ぐ手段として使われます。配信側から参加者の反応が見えない構造のため、双方向性を確保する仕掛けが離脱対策になります。開催後のアンケートは、次回の申込につながる導線にもなります。

⑤ セキュリティ・サポート

セキュリティで確認するのは、通信の暗号化、IPアドレス制限、視聴者の制限です。金融や医療のように扱う情報に制約がある業界では、オンプレミス型の提供があるかも判断材料になります。社外向けのウェビナーであれば、標準的な暗号化に対応していれば実務上は足ります。

もう一つ、意外と見落とされるのがサポート品質です。ウェビナーはただでさえ運用のステップが多く、機能は揃っているのに使いこなせないという状態に陥りがちです。使いこなせるようになるまでどこまで伴走してもらえるかは、成果に直結します。

契約までは営業の方が丁寧に付いてくれたのに、運用が始まると問い合わせベースになってしまう。そういうお話はよく伺います。ツールは入れてからが本番なので、初回開催までどこまで伴走してくれるのかは、契約前に確認しておきたいところです。

【比較表】9製品の機能を一覧で比較

9製品を8つの軸で並べます。章立てと同じ3つのカテゴリに分けました。表の数字は各媒体の記載をもとにした目安で、プランによって変わります。

マーケティング・イベント特化型:リード獲得と商談創出を前提に設計された5製品

比較項目

FanGrowth

EventHub

Bizibl

ネクプロ

Cocripo

同時接続数

非公開

要確認

要確認

最大2,000〜10,000名(プラン差)

100名/300名(プラン別)

CRM連携

Salesforce・HubSpot

あり

あり

Salesforce

要確認

MA連携

あり(API接続)

あり

あり

あり

要確認

メール配信

あり

あり

あり

あり

あり

録画・オンデマンド

ライブ/アーカイブ/オンデマンド/見逃し

ライブ/オンデマンド/疑似ライブ

自動ウェビナー機能

ライブ/疑似ライブ/オンデマンド統合

あり

AI機能

企画作成・文字起こし・レポート生成

要確認

要確認

要確認

要確認

日本語対応

向いている企業

共催で継続開催したいBtoB企業

ウェビナーとオフライン両方運営する企業

行動スコアリングで商談化を追う企業

開催頻度が高くアーカイブも使う企業

少人数セミナーから始める企業

大規模・エンタープライズ向け:数千名から数万名規模の配信に対応する2製品

比較項目

V-CUBEセミナー

ON24

同時接続数

要確認

要確認

CRM連携

要確認

あり

MA連携

要確認

あり

メール配信

あり

あり

録画・オンデマンド

あり

ライブ/オンデマンド

AI機能

要確認

あり

日本語対応

要確認

向いている企業

大規模配信を運営代行込みで任せたい企業

データ分析を重視するグローバル企業

Web会議・ウェビナー兼用:日常のWeb会議ツールをウェビナーにも使う2製品

比較項目

Zoom Webinars

Microsoft Teams

同時接続数

最大10,000名(上位プラン)

Microsoft 365のプランにより変動(無料版は100名・60分)

CRM連携

連携先次第

Microsoft製品と連携

MA連携

連携先次第

限定的

メール配信

限定的

限定的

録画・オンデマンド

録画あり

録画あり

AI機能

あり

あり

日本語対応

向いている企業

まず手元のツールで始めたい企業

社内向け配信が主な企業

3つの表に共通して注意したいのが、同時接続数の行です。同じネクプロでも媒体によって2,000名から10,000名まで記載が分かれており、これはプランの違いによるものです。上限は必ず検討中のプランでご確認してみてください。

おすすめウェビナーツール9選

リード獲得に強い製品、大規模な配信に向いた製品、普段のWeb会議ツールをそのまま使う構成など、9製品の得意な領域はそれぞれ違います。ここから順に見ていきましょう。

マーケティング・イベント特化型

リード獲得と商談創出を目的にしたウェビナー運用を前提に設計された製品群です。集客からフォローまでを1つの画面でまとめて管理できる点が共通します。

FanGrowth

FanGrowthは、共催ウェビナーを軸にしたリード獲得に特化したウェビナー支援サービスです。エキサイト株式会社が提供し、サービス開始から4年で利用企業2,000社に達しています(2026年6月時点、無料ユーザーを含む)。

特徴は、共催先を探す手段がサービスに組み込まれていることです。2,000社が登録する共催マッチングコミュニティを運営しており、国内最大級の規模になります。

業界・ターゲット職種・集客数などの条件で共催先を検索し、連絡先を交換しなくてもチャットでやりとりできます。コミュニティへの登録からマッチングまでは無料で、共催先を人脈に頼らずに探せます。

機能面では、企画から配信、二次利用までを1つの管理画面にまとめます。事業情報と過去のウェビナーデータをもとにAIがタイトル・概要文・企画書の素案を作成し、開催日から逆算したタスクも自動で設定されます。

開催後は録画データの文字起こしと要約からイベントレポートが生成されます。共催先との素材回収や集客状況の共有もツール上で完結するため、業務時間は1/3まで縮小できるとしています。

配信はライブ・アーカイブ(日付指定)・オンデマンド(期間指定)・見逃し配信に対応し、SalesforceとHubSpotへの連携も用意されています。

実際の導入効果として、株式会社ベーシックはウェビナー運用工数を月100時間削減し、支援開始から4か月でターゲットリード1,000件を獲得しています。株式会社エイトレッドでは、新規リード獲得数が268名から1,660名へと6.2倍に増えました。

共催ウェビナーを継続的に開催してリードを獲得したいBtoB企業や、マーケ担当者が1〜3名で開催本数を増やしたい企業に向いています。契約から初回開催までは最短1.5か月、以降は月2〜4回のペースが想定されています。

EventHub

EventHubは、オンラインとオフラインの両方に対応したイベントマーケティング支援ツールです。ウェビナー単体だけでなく、複数セッションのカンファレンスやハイブリッド開催にも使えます。

ライブ・オンデマンド・疑似ライブの3形式に対応し、参加者データの取得とCRM・MA連携を備えています。参加率を高める設計として、リマインドメールを4回に分割して送る運用を推奨しています。

オンラインのウェビナーとオフラインの展示会・セミナーを並行して運営し、参加者データを一元管理したい企業に向いています。

Bizibl

Biziblは、商談化までを追う設計のウェビナーツールです。自動ウェビナー機能と行動スコアリングを備え、参加者の行動に応じた優先順位づけができます。

視聴ログの粒度を重視する製品で、誰にいつフォローすべきかを判断したい運用に噛み合います。

獲得したリードのうち検討度の高い層を絞り込んで、インサイドセールスにつなげたい企業に向いています。

ネクプロ

ネクプロは、ライブ・疑似ライブ・オンデマンドの3形式をまとめて管理できるウェビナーツールです。導入実績は500社以上で、Salesforce連携に対応しています。

同時接続数の上限は媒体によって2,000名から10,000名まで記載が分かれており、プランによる差があります。開催頻度が高く、アーカイブも継続的に活用したい企業に向いています。

Cocripo

Cocripo(コクリポ)は、少人数のウェビナーを対象にした製品です。100名規模と300名規模の2つのプラン構成です。

まず月1〜2本の小規模セミナーから始めたい企業に向いています。

大規模・エンタープライズ向け

数千名から数万名規模の配信、あるいは配信の安定性と運営代行を前提にした製品群です。

V-CUBEセミナー

V-CUBEセミナーは、ブイキューブが提供する大規模配信向けのウェビナーツールです。

特徴は、ツール提供だけでなくスタジオと運営スタッフを含めた支援を受けられる点です。配信当日のオペレーションを外部に任せられるため、社内に配信の知見がなくても大規模イベントを開催できます。

全国の拠点や取引先に向けた大規模配信を、運営代行込みで任せたい企業に向いています。

ON24

ON24は、視聴データの分析に強みを持つグローバル製品です。1回のウェビナーから収集できるデータ項目の多さが特徴で、ライブとオンデマンドの両方に対応し、CRM・MA連携も備えています。

獲得したリードのスコアリングと分析を細かく行いたい企業や、グローバルでウェビナーを展開する企業に向いています。

Web会議・ウェビナー兼用

日常のWeb会議で使っているツールを、ウェビナーにも使う構成です。追加コストが小さい一方、集客とフォローの機能は限られます。

Zoom Webinars

Zoom Webinarsは、Zoomミーティングの上位機能として提供されるウェビナー向けのプランです。上位プランでは最大10,000名の配信に対応します。

まず手元のツールでウェビナーを始めたい企業や、開催が月1〜2本にとどまる企業に向いています。

Microsoft Teams

Microsoft Teamsは、Microsoft 365に含まれるウェビナー機能を使う構成です。無料版は100名・60分までの制限があります。

社内向けの研修や情報共有配信が主な用途の企業に向いています。

目的別おすすめウェビナーツール

自社の目的から逆算すると、検討すべき製品は2〜3個に絞れます。

目的

検討したい製品

判断の軸

新規リードを獲得したい

FanGrowth/EventHub/Bizibl/ON24

集客手段とフォームの設計自由度

商談化率を上げたい

FanGrowth/EventHub/ネクプロ

視聴ログの粒度とCRM連携の方式

アーカイブを資産にしたい

FanGrowth/ON24/ネクプロ

公開期間の設定と動画の管理機能

数千名規模で配信したい

V-CUBEセミナー/ON24

同時接続数の上限と運営代行の有無

社内向けに配信したい

Microsoft Teams/Zoom Webinars

既存の社内標準ツールとの一致

新規リードを獲得したいなら

リード獲得を目的にする場合、判断の軸は「まだ自社を知らない層にどう届けるか」です。配信機能はどの製品でも足りるため、集客の手段を持っているかで差がつきます。

FanGrowthは共催マッチングコミュニティで共催先を探せるため、自社のリストが小さい段階でも到達範囲を広げられます。EventHubはオフラインの展示会・セミナーと組み合わせた設計に向きます。Biziblは行動スコアリングで、獲得したあとの絞り込みまでできます。ON24はデータ項目の多さが強みで、分析基盤を先に整えたい場合の選択肢になります。

商談化率を上げたいなら

商談化を追う場合、見るべきは視聴ログの粒度とCRM連携の方式です。参加者一覧しか出ない製品では、誰に優先して架電するかが判断できません。

FanGrowthはSalesforceとHubSpotへの連携を備え、申込・視聴データが自動反映されます。ネクプロはSalesforce連携に対応し、疑似ライブとオンデマンドを含めた視聴データが残ります。EventHubも参加者データの取得と連携を標準で持ちます。

連携がCSVの手動運用になると、フォローが翌営業日以降にずれ込みます。商談化率を追うなら、API連携かどうかを契約前に確認してください。

アーカイブを資産にしたいなら

オンデマンド配信を軸にする場合、公開期間の設定と動画の管理機能が判断材料になります。ライブ配信の付属機能として録画を残せるだけでは、コンテンツとして使い回せません。

ON24はライブとオンデマンドを1つの画面で運用できます。ネクプロはライブ・疑似ライブ・オンデマンドを統合して管理できる構成です。FanGrowthはライブ配信・アーカイブ配信・1週間の見逃し配信・オンデマンド配信を一括で管理することができます。

数千名規模で配信したいなら

数千名を超える規模では、同時接続数の上限と当日のオペレーションが論点になります。定員ギリギリのプランはトラブルのリスクがあるため、余裕を持った設計が前提です。

V-CUBEセミナーはスタジオと運営スタッフを含めた支援を受けられます。ON24はグローバル規模での開催実績があります。

社内向けに配信したいなら

社内向けの研修や情報共有配信であれば、既存の社内標準ツールをそのまま使うのが合理的です。新たにツールを追加する必要がなく、参加者側の操作も慣れたものになります。

Microsoft 365を導入しているならMicrosoft Teams、Zoomを標準にしているならZoom Webinarsという選び方で足ります。

ウェビナーツール選定チェックリスト

契約前に確認する項目は8つあります。すべて埋まっていない状態で製品を絞ると、導入後に不足が出やすくなります。

半年後・1年後を見据えると、アーカイブを資産として蓄積したいならオンデマンド配信の機能が要りますし、開催本数を増やしたいなら企画作成やレポート作成をAIで省力化できるかが関わってきます。契約後に不足が分かると、乗り換えのコストが発生します。

  • 開催目的は決まっているか:リード獲得・商談創出・顧客育成のどれを主目的にするかを1つに決める
  • CRM・MAを利用しているか:利用している場合、連携方式(API/Zapier/CSV)まで確認する
  • オンデマンド配信は必要か:見逃し配信を用意するか、アーカイブを資産として蓄積するかを決める
  • 月何回開催するか:月3回を超えるなら工数削減の効果が大きくなる
  • 将来イベント開催も考えているか:複数セッションのカンファレンスを予定するなら、イベント全体を運営できる製品が要る
  • 同時接続数に余裕があるか:申込数の70〜80%が同時接続する想定で、上限に余裕のあるプランを選ぶ
  • 契約期間とデータの持ち出し条件を確認したか:解約時に申込データとアーカイブをどう引き取れるかを契約前に確認する
  • 初回開催までの支援体制を確認したか:比較表からは読み取れず、導入後に差が出やすい部分

よくある失敗は3つです。機能の多さで選んで使わない機能まで抱える、2か月で成果を判断して撤退する、要件を決めないまま比較を始める。いずれも、上のリストを先に埋めておけば避けられます。

最後の2項目、他の比較記事ではほとんど触れられていません。でも、実際に困るのはここなんですよね。乗り換えるときになって「データが持ち出せない」と気づくケースは、意外とよくあります。

まとめ|自社に合うウェビナーツールを選ぶポイント

ウェビナーツールの選定は、製品を比べる前に自社側の条件を決めることから始まります。

決めるべきは3つです。1つ目は目的で、リード獲得・商談創出・顧客育成のどれを主目的にするかを1つに絞ります。2つ目は運営体制で、誰が何名で回すか、営業やCSと連携するかを整理します。3つ目は開催本数で、月何回開催するかが工数の判断を分けます。

そのうえで比較する軸は3つです。自社に必要な機能がそろっているか、その機能で運営工数を削れるか、獲得したリードを成果につなげられるか。

運営工数は1本あたり20〜40時間で、月3本開催なら60〜120時間になります。機能の数を数えるより、この時間をどこまで圧縮できるかが運用の継続性を左右します。

最後に、候補は2〜3製品に絞って試す段階に入ります。すぐに成果が出る前提では動かず、初回開催までの支援体制があるかを契約前に確認しておくと、導入後のつまずきを減らせます。

ウェビナーって、入れてすぐ成果が出るものではないんですよね。ここを社内で共有しないまま進めると、2か月目の振り返りで「効果がないのでは」となりがちです。導入前に、関係者と期待値をそろえておくことがポイントになりそうですね。

よくある質問

Q1. 無料で使えるウェビナーツールはありますか?

Web会議ツールの無料版を使う方法があります。ZoomミーティングやGoogle Meet、Microsoft Teamsの無料版は、参加人数と配信時間に上限があります。YouTube Liveは公開配信であれば、人数と時間の制限を受けません。

ただし無料版には申込フォームとメール配信の機能がないため、集客と申込者データの管理は別の手段が必要になります。手作業の転記が増えたとき、人数や時間の上限に当たったとき、配信を自動化したくなったときが、有料プランを検討する目安になります。

Q2. Zoomのウェビナー機能とウェビナーツールの違いは何ですか?

違いは、配信品質に加えて、集客とフォローの機能を持っているかどうかです。ウェビナーツールは、ライブ配信に加えて疑似ライブやオンデマンド配信にも対応します。

開催が月1〜2本にとどまる場合、社内向けの配信が主な場合、まず手元のツールで試したい場合には、Zoom Webinarsが向いています。上位プランなら最大10,000名に対応します。

ウェビナーツールが必要になるのは、申込フォームと視聴ログを1つの画面にまとめたい場合、参加者と未参加者にセグメントを分けてメールを送りたい場合です。CRM・MAに申込データを自動反映させたい場合や、オンデマンド配信で集客数を伸ばしたい場合も同様です。開催が月3本を超えると、この差が運営工数として現れます。

Q3. MA連携は必要ですか?

MAを既に導入しているなら必要です。導入していない場合は、優先度は下がります。

必要になる理由は、ウェビナーの申込・視聴データが単独で存在しても施策として使えないためです。MA側にデータが流れると、視聴の有無や視聴完了率をスコアリングに反映でき、次回の配信対象の絞り込みにも使えます。逆にMAを導入していない段階では、まず申込者データがCSVで正しく出力できるかを確認する方が実務的です。

Q4. CRM連携できるウェビナーツールはどれですか?

FanGrowthはSalesforceとHubSpotに、ネクプロはSalesforceに連携します。EventHub・Bizibl・ON24もCRM・MA連携を備えています。

確認したいのは、対応ツール名と連携方式の2つです。APIか、Zapierなどの中継サービス経由か、CSVの手動アップロードかで運用が変わります。

CSV運用では担当者の作業待ちが発生し、その分フォローが遅れます。翌営業日までのフォロースピードが商談化率を左右するため、商談化を目的にするならAPI連携を条件に入れてください。

Q5. ウェビナーツールのAI機能では何ができますか?

企画作成と開催後の二次利用の2箇所で使われています。

企画側では、過去のウェビナーデータや事業情報をもとにタイトル・概要文・企画書の素案を生成する機能があります。FanGrowthはこれに加えて、開催日から逆算したタスクの自動設定と共催先候補の選定にもAIを使っています。

二次利用側では、録画データの文字起こしと要約、そこからのイベントレポート生成が代表的です。動画に自動でタグを付けて検索できる状態にする機能もあります。開催本数を増やす局面ではこの2箇所が工数のボトルネックになるため、対応状況を確認する価値があります。

Q6. 同時接続数はどれくらいのプランを選べばよいですか?

自社のウェビナーの視聴率を目安に考えると分かりやすくなります。申込者のうち当日実際に接続するのは、70%から80%程度です。

300名の申込を見込むなら、210名から240名が同時に接続する計算になります。ただし定員ギリギリのプランはトラブルにつながるため、上限には余裕を持たせてください。

また、同じ製品でもプランによって上限が変わり、媒体によっては「拠点数」で表記されています。比較表の数字は目安として扱い、検討中のプランで確認してください。

記事を書いた人 FanGrowth編集部
記事を書いた人 FanGrowth編集部
マーケティングの基礎知識から、ウェビナーで月間2,000名集客したFanGrowthが培ったノウハウまで、さまざまなお役立ち情報をお届けします!

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